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【キーンランドC予想】キーンランドCは中距離指向の伸びも重要

  • 2021年08月27日(金) 19時00分
今週末はキーンランドC!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

当レース向きの配合は距離適性高い父と中距離指向の母父


スプリント戦には大きく分けて
・徹底的にスプリント力を強化。中距離指向の伸びを薄くする配合
がベストの場合と
・中距離指向の伸びも補強した配合
の方が向くレースパターンがあります。

 JRAでも芝1200mでは「徹底的にスプリント力を強化して中距離指向の伸びを薄く」した配合パターンの方が向くレースは多いです。

 たとえば、先週の北九州記念も1-3着はすべて父も母父も非サンデーサイレンス系。先月のCBC賞も1、2着は父も母父も非サンデー系。「中距離指向の伸びを薄めた」配合が上位を占めました。

 一方で、キーンランドCが行われる札幌芝1200m重賞は「芝中距離の要素」をある程度補強した配合馬が走りやすいレース。もちろん、芝1200m戦ですから、芝1200m戦で実績を残す血統も必要。中距離の伸びの要素を補強されたタイプが向くことになります。

 昨年の勝ち馬エイティーンガールも母父はサンデー系でダービー馬も出したアグネスタキオン。3着のディメンシオンの父はダービー馬を出し続けているディープインパクト。

 2018年も勝ち馬のナックビーナスの父はダイワメジャー。3着のペイシャフェリシタの父はハーツクライ。いずれもクラシックで実績を残すサンデー系。「芝中距離指向の伸び」を補強された血統です。

 エイティーンガールは父がヨハネスブルグ。ストームキャット系で1200m適性も高いタイプの種牡馬。母父はサンデー系のアグネスタキオン。祖母は2000m重賞勝ち馬のセンターライジング。1200m適性が高い父とタメて伸びる中距離指向の母馬との配合。実際、昨年の当レースも優勝。今年は昨年よりは軽い馬場になりそうですが、それなりに時計が出る馬場でも末脚のスピードを発揮するタイプ。

 ダイアトニックの父はロードカナロア。世界のチャンピオンスプリンター。JRAの今年の芝1200mでの産駒リーディングも2位にダブルスコアの差をつけてブッチギリの1位。産駒の単勝回収率も130%を超えているように期待値も優秀。母父はサンデーサイレンス。タメて伸びる中距離の礎ともいえる大種牡馬。1200m適性が高い父とタメて伸びる中距離指向の母父との配合は当レース向き。

 昨年の同レースは、適性以前の心身状態による敗退。もちろんタフな馬場の最内枠も厳しかったですが、仮に適性が向く状況になったとしても走れなかった状況で参考外。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のキーンランドC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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