外回りコースの2000mらしく主流血統が強い

　新潟記念はキングカメハメハをはじめとするキングマンボ系に相性の良いレース。(出走馬の系統分類はスマート出馬表を参照)

　なかでも、JRAの芝競馬で主流の要素を強化した配合馬が2年連続で連対を独占中。まさにキングマンボ祭り。外回りコースの2000mらしく主流の要素が強いです。

　昨年は父キングマンボ系のブラヴァスが1着。母父キングマンボ系のジナンボーが2着。

　一昨年も父キングマンボ系のユーキャンスマイルが1着。母父キングマンボ系のジナンボーが2着。

　いずれの連対馬もサンデーサイレンスの血も持ち、母馬はJRAの芝レースでオープンクラスを勝っていた馬。

　パルティアーモは父がキングマンボ系のワークフォース。母父はサンデー系のアドマイヤベガ。母のリビアーモは芝のOPクラスを勝っている馬。牝系はサクラハゴロモの一族。同馬の仔にサクラバクシンオー。ミッキードリーム、アルフレード、フィリアプーラなど、JRAの芝重賞で優秀な実績を収めている一族。

　キングマンボにJRAの芝競馬でもトップクラスのスピードを伝える牝系を強化した配合。

　ラインベックは母父が当レースに強いキングカメハメハ。父がディープインパクト。昨年の1、2着馬も父と母父はディープインパクトとキングカメハメハの組み合わせ。

　管理するのは友道厩舎。新潟芝2000m重賞で6勝。新潟芝2000m重賞勝ち馬を最も多く育て上げた厩舎。昨年の勝ち馬ブラヴァスも友道厩舎。なお、同厩舎で新潟芝2000m重賞を勝った馬はすべて父がディープかキンカメ。同コースでディープとキンカメの産駒を勝ち上がらせるノウハウも知り尽くしている厩舎。

　ザダルの母父レモンドロップキッドもキングマンボ系。こちらも1、2着馬と同様ディープインパクト系とキングマンボ系で父と母父が配合された馬。

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