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【セントライト記念予想】セントライト記念は異なる方向性のレースで惨敗した馬が走りやすい

  • 2021年09月17日(金) 19時00分
今週末はセントライト記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

惨敗した馬の中でも巻き返し率が高い馬を選ぶには「血統」が重要なヒント


 先週は単行本「亀谷敬正の競馬血統辞典」が発売。ウマい馬券の馬券バイブルでは、単行本にも掲載されている買いパターン該当馬も掲載しています。先週の該当馬は63頭。複勝回収率119%。これだけの頭数をベタ買いしてもプラス収支。セントライト記念が行われる9月20日はJRAアニバーサリーで払戻率も80%になります。多くの該当馬に馬券になってもらい、お得な払い戻しをたくさん頂戴したいものです。

 さて、メインレースのセントライト記念。同レースの過去10年で馬券になった馬30頭のうち半数以上の18頭は前走がダービー。セントライト記念出走馬の中でダービーに出ていた馬は全体の25%以下ですから、かなりの高確率でもあります。過去3年のセントライト記念も前走ダービー出走馬が複数馬券対象になっています。

 ダービーまで駒を進めた馬は格上なので当然ともいえますが、特筆すべきは、ダービーでは惨敗した馬の成績、期待値が高いこと。青葉賞も含め、前走東京芝2400mの重賞を使って10着以下だった馬は過去5年で複勝率50%、複勝回収率125%。

 2018年もジェネラーレウーノが4番人気1着、グレイルが6番人気3着。2019年もリオンリオンが1着、サトノルークスが8番人気2着。

 競馬で要求される能力の方向性は一定ではありません。東京芝2400mは広いコースで行われる根幹距離。一方セントライト記念は非根幹距離で小回りコース。要求される能力の方向性が大きく異なるため、惨敗馬が巻き返すのです。

 そして、惨敗した馬の中でも巻き返し率が高い馬を選ぶには「血統」が重要なヒントになります。まさに「血統は馬柱の分析にコクを与えるツール」。小回りコース、距離が短い方が能力を発揮するスピード血統馬の巻き返し率が高いです。

 グラティアスの母父は当レースに相性の良いダンチヒ系のリザードアイランド。アルゼンチンのスピード牝系。半姉は先週の芝1200m重賞セントウルSを勝ったレシステンシア。ダービーもスピード勝負は歓迎だと思いましたが、結果的には持久力を強化する経験が必要な血統のため、キャリア不足だったのかもしれません。近2走の経験を経た上での格下相手になるのも歓迎の血統。

 タイムトゥヘヴンは父がロードカナロア。スピード血統。母キストゥヘヴンも小回りコース時代の桜花賞馬。母は古くからセントライト記念に相性の良いノーザンテーストの血を持つ馬。当レースを勝ったキングストレイル、ローゼンカバリー、トーセンシャナオーは父がサンデー系で母系にノーザンテーストの血を持つ馬。

 そういえば、トーセンシャナオーは12人気の単勝67倍で優勝しましたが、当時も本命に推奨していました。

 当時も「ダービーよりも非根幹距離のセントライト記念でこその配合」と言っていましたように、15年以上前から同じことを書き続けているのですね。

 なお、タイムトゥヘヴンの父ロードカナロアは母馬の血統適性を引き継ぎやすいため、10年近く前の血統知識がそのままスライドしやすい種牡馬でもあります。

 スピード血統+セントライト記念に相性の良い配合の母馬+母馬の適性を引き出しやすい父馬。セントライト記念向きの配合。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のセントライト記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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