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大井競馬場に仲間入りしたプリンニシテヤルノ

  • 2021年09月20日(月) 18時00分
 9月7日の大井1レース(1600m)で、若手の有望株・藤本現暉騎手を背にして、南関東競馬に初登場したプリンニシテヤルノ(大井・蛯名雄太厩舎)。

念願の初勝利を挙げたプリンニシテヤルノ(関係者は口取り撮影時のみマスクを外しています)(撮影:高橋華代子)


 スタート後はダッシュがつかず後方2番手から進めていきましたが、向正面で外から一気に動いて先頭に立つと、そのまま押し切ってゴールしました。中央時代は惜しくも未勝利に終わり、上場されたサラブレッドオークションで落札され、新天地の大井競馬場へ。移籍初戦で、自身にとってはデビューから8戦目での念願の初勝利を収めました。

「もっと前で競馬をさせたかったですが、調教でも跳びが大きくてちょっとズブい所のある馬なので、スタートはノソッと出ちゃうタイプかなと思っていたら後方からの競馬になりました。

 ペースが遅かったので外に切り返して、まくりがよくはまってくれました。まくった時は一瞬躊躇しましたが、反応して伸びてくれて頑張ってくれましたね。まずは勝つことができてホッとしました」(藤本騎手)

勝利に導いた若手の有望株・藤本現暉騎手とプリンニシテヤルノの勝利ゼッケン(撮影:高橋華代子)


 プリンニシテヤルノは父がダイワメジャー、母がシーカーマという血統の3歳牝馬。名前の由来が人気のスマホゲームからという説で、SNS上でも大きな盛り上がりを見せています。

「普段は大人しくて手入れなどがしやすくて扱いやすい女の子です。ただ、食べた物があまり身になるタイプではないので、ダート競馬ならもっと体重は欲しいので身になっていって欲しいなぁと思っています。

 こんなに話題になっている馬というのは、周りの皆さんから聞いて知りました。これからも無事に走って、皆さんから応援して頂けるような馬になって欲しいですね」(蛯名調教師)。

道中は後方2番手から向正面で一気にまくって先頭に立つと、そのまま押し切る内容(撮影:高橋華代子)


 厩舎での愛称はプリンちゃん。好きな食べ物は、ニンジンやバナナとのこと。

 これからも何より無事に元気に走り続けて、たくさんの人たちに笑顔を届けて欲しいなぁと思います!

 なお、南関東競馬は無観客競馬として実施中です。レース映像はテレビやネット中継でご覧になれます(9月20日現在)。詳細は各主催者のホームページや南関東競馬のホームページをご覧ください。

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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