現地でのエージェントは、元騎手のダヴィ・ボニヤ氏

　netkeibaをご覧のみなさん、こんにちは。坂井瑠星です。

　今回のフランス遠征も早1カ月が経ち、残りわずかとなってきました。正直、渡航前はエントシャイデン以外にレースで騎乗するのは厳しいだろうな…と考えていたのですが、実際には8つの競馬場で10鞍のレースに騎乗させていただきました。

　これだけ乗せていただけるなんて、本当にありがたい限りです。すべては周りの方々のサポートのおかげなので、感謝の気持ちを忘れずに残りの期間も過ごしていきたいです。

　さて、今回のコラムでは、この遠征期間で出会った人たちを紹介したいと思います！

　まずは、フランスにいるあいだ、僕のエージェントをやってくれているダヴィ・ボニヤです。聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが、彼は元ジョッキーで、何度か短期免許で来日もしています。

　競馬場に行くと毎回一緒に馬場を歩き、そのコースの特徴を教えてくれます。僕のフランス初騎乗初勝利も、彼がいなかったら実現できなかったかもしれません。



　続いては、今回のディープボンドとエントシャイデンの遠征をサポートしてくださっている清水裕夫先生です。清水先生のサポートのおかげで、今回の遠征はとても順調にきていると思いますし、僕個人としてもフランスで勝たせていただきました。

　清水厩舎の馬が出走するときは、いつもチームJAPANみんなで応援していて、そんないい雰囲気が馬にも伝わっているのだと感じています。「いつか長期でフランスにくる場合はサポートするよ！」というありがたい言葉もいただきました。

　ちなみに、清水先生は仕事中は真面目ですが、プライベートでは少し天然でおもしろい先生です(笑)。



　日本でお馴染みのジョッキーたちにも再会しました！

　まずは、みんな大好きミカエル・ミシェル騎手です(笑)。僕の騎乗予定を見て、その競馬場の特徴を教えてくれたり、道具を貸してくれたりなどいろいろなサポートをしてくれました。

　何度か食事に行き、彼女の日本に対する想いも聞かせてくれました。本当に日本が大好きということが伝わってきますし、彼女が再び日本に来る日が楽しみです。その際は、今度は僕がいろいろとサポートし、今回の恩返しができればなと思っています。



　ディープボンドでフォワ賞を制し、凱旋門賞でも騎乗予定のクリスチャン・デムーロ騎手にもお世話になりました。競馬場に行くといつも声をかけてくれて、ディープボンドで臨む凱旋門賞についても話を聞かせてくれました。当日はチームJAPANとして、しっかり応援したいと思います。

　ほかにも日本でお馴染みのオリビエ・ペリエ騎手や、娘のメーガン・ペリエ騎手、クリストフ・スミヨン騎手、ヴァンサン・シュミノー騎手など、多くのジョッキーたちに会いました。


　いつかまた彼らに再会することも、今後の海外遠征の楽しみのひとつです。そのときには日本のトップジョッキーとなっていられるよう、もっともっと頑張りたいです。

　最後に、僕のパートナーであるエントシャイデンも次走に向けて順調にきています。引き続き、応援よろしくお願いします！