スマートフォン版へ

【秋華賞】吉田隼人騎手も驚く「ソダシの学習能力」 オークスの敗戦を糧に、いざ!ラスト一冠へ

  • 2021年10月15日(金) 19時01分
GIドキュメント

▲今週末の秋華賞に挑むソダシと吉田隼人騎手 (撮影:高橋正和)


桜花賞で白毛馬初のクラシック制覇を遂げたソダシ。二冠に挑んだオークスは、距離の壁に阻まれ無念の8着。しかし、主戦の吉田隼人騎手は、負けた悔しさを痛感しながらも、この結果を冷静に分析。何よりソダシ自身が、未知なる距離に挑んだことでステップアップしたと言います。

強いアイドルホースから一流の歴史的名馬へ…その扉が開かれつつあるいま、秋華賞の最終追い切りを終えた主戦を直撃。勝負目前の心境を明かしてくれました。

(取材・構成=不破由妃子)

※菊花賞でも、本命馬のステラヴェローチェに騎乗予定の吉田隼人騎手。インタビューは2週連続でお届けします。

ソダシ、スーパーアイドルの自覚あり!?


──当代きってのアイドルホースが、いよいよ秋初戦を迎えます。

隼人 すごい馬になっちゃいましたねぇ。僕としては、無事に本番を迎えられそうなことが何よりです。同世代では、サトノレイナスやヨカヨカなど、離脱してしまった馬もいますので…。

──そうですよね。関係者にとって、順調であることは決して当たり前ではない。ここにきてソダシのニュースを目にする機会も増えましたが、しっかり調教をこなしながらも馬房で寝転んでいるカットなどもあって、リラックスできている様子がうかがえます。

隼人 最近はね、写真を撮られ慣れているんですよ(笑)。

──もしや、自分がスーパーアイドルであることを自覚している⁉

隼人 そうかも(笑)。ユキチャンをはじめ、ほかの白毛馬は、子供の声とかカメラのシャッターの音にビクビクしている馬が多かったように思いますが、その点ソダシは堂々としています。女の子らしい繊細なところもありますけどね。

──さっそくですが、休み明けで初の古馬相手となった札幌記念は、斤量の恩恵があったとはいえ、本当に強い競馬でしたね。

隼人 そうですね。函館に入ってからは僕が(調教に)乗っていたんですけど、「本当にソダシなのかな」と思うくらい、すごくおっとりしていたんです。調教でも全然掛からなくて、むしろ「大丈夫かな?」と思ったほど(笑)。

GIドキュメント

▲休み明けで初の古馬相手となった札幌記念、心配をよそに快勝 (撮影:高橋正和)


GIドキュメント

▲担当の今浪厩務員も満面の笑み (撮影:高橋正和)


──結果的に、杞憂に終わったどころか、さらに強さを増した姿を見せてくれて。

隼人 先行有利なコースで、しかも52キロであれば、多少無理をしてでも止まらないだろうと思いました。でも、相手を考えたら、素直にすごかったなと思います。

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

有名予想家・ライターによるGIスペシャルコラムや、有力馬密着レポート、1週前からの調教レポートなど、GIレースの攻略情報をどこよりも詳しく、より濃密にお届けします。公開はプレミアムサービス限定となります。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング