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【菊花賞予想】菊花賞阪神芝3000mのトラックバイアス

  • 2021年10月19日(火) 18時00分
馬場虎太郎

同舞台で行われた今年の阪神大賞典はディープボンドが圧勝(c)netkeiba.com


馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開! 殿堂入り予想家として菊花賞で渾身の印を打つ!こちらからご覧いただけます

 今年、菊花賞の舞台となる阪神芝内回り3000mで行われるレースは馬場改修以降、阪神大賞典のみ。明確なトラックバイアスが出るレースだ。菊花賞は3歳限定戦で開催時期も異なるが、それを差し引いても極端すぎるバイアスである。

 阪神大賞典は、2015年以降、7回のうち6回をトラックバイアス「差し有利」と判定。唯一、「差し有利」と判定しなかったのは今年の阪神大賞典だが、このレースは当日の雨量が多い重めの馬場コンディション。まともなパフォーマンスを発揮できた馬がいないので参考外。それでも、2着馬と3着馬は前半で最後方付近を追走していた。

 7回のうち11頭立て以下だった年が6回あるように、少頭数になりやすいレースにもかかわらず、この7回で最初のコーナーを3番手以内で通過して連対した馬は1頭もいない。安定して後方から届きやすいコースと考えるべき。

 今週は週中、週末とも天気予報は良好。先週までの開催をみると路盤はそれほど良くないが、乾けば標準程度の馬場コンディションになることが想定される。

 阪神大賞典も様々な馬場状態で行われているが、それでも毎年のように後方待機馬が恵まれる。極端な前残り、内有利のバイアスが出ない限りは、後方待機馬を狙いたい。

馬場虎太郎

白百合S勝ち馬のセファーラジエル(c)netkeiba.com


 セファーラジエルの前走神戸新聞杯は当日の雨量が非常に多く、重い極悪の馬場コンディション。道中最後方から特に見せ場もなく敗れているが、特殊な馬場コンディションだったため、能力を判定するのには適していないレース。

 いくらシャフリヤールが軽い馬場巧者とはいえ、あそこまで惨敗するのは特殊馬場だから、参考外のレース。コース傾向からは、前走のようなポジションからでもチャンスはある。巻き返しに期待する。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の菊花賞の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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