▲10月10日の2歳新馬戦を制したタガノエスコート (C)netkeiba.com
10月9日、10日の土日は3連勝を含む騎乗機会6連続連対となったミルコ騎手。今回は「強かった!」と明かすタガノエスコートとのレースを回顧しつつ、惜しくも2着となったアリストテレスとの京都大賞典についても振り返ります。
(取材・構成=森カオル)
馬がよかったから自信を持てた
──10月の2週目(10月9日、10日)には、3連勝を含む騎乗機会6連対というすごい週がありましたね(先週も土曜日のアルテミスSから騎乗機会3連勝!)。
ミルコ そういえば、3連勝ありましたね(笑)。 久しぶりの阪神だったのもあるし、超気持ちよかった! あの日(10月10日)は、須貝先生がヴェローチェオロ(阪神9R・三田特別1着)とリレーションシップ(阪神10R・戎橋S1着)と強い馬に乗せてくれて。
──5Rの芝1800mでデビューしたタガノエスコートも強かったです。
ミルコ 強かった! 調教で乗っている国分兄弟もすごく期待しているみたい。
──調教で乗っているのは恭介騎手ですね。
ミルコ ああ、恭介くん。僕、まだ恭介と優作の見分けが難しい。彼から走ることは聞いていたし、実際に乗ってみて、いい馬だなと思いました。とっても賢いね。
──逃げた馬がギリギリまで頑張るなか、余裕たっぷりの脚色でかわしましたね。
ミルコ そうです。エンジンが掛かったら、一気に差し切ってくれた。最後は余裕だったね。スタミナがあるし、なによりあの馬は気持ちが強いです。とっても負けず嫌い。たぶん自分に自信があるんだと思う。
けっこう大きくて(初出走時は482キロ)力もあるし、折り合いも楽。スタートは出していったから少し噛んでいたけど、すぐに折り合えたから。ホントに賢い馬です。
──あの日はタガノエスコートでの勝利で始まり、リレーションシップまで3連勝。これはアリストテレスで4連勝か!? と思ったのですが、最後の最後にダービー馬が飛んできて…。