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【アルゼンチン共和国杯予想】今週末の重賞京王杯2歳Sはややタフな馬場、アルゼンチン共和国杯は軽い馬場

  • 2021年11月02日(火) 18時00分
馬場虎太郎

天皇賞・秋では前評判通りの3強決着となった(c)netkeiba.com、撮影:橋本健


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 東京芝は先週からBコース替わり。

 先週は週中に降雨あり。日曜は少量ではあるが、雨が降るなかでの開催。それでも、路盤の状態は先々週までに比べて良化した。JRAの馬場作成技術はさすが。

 3歳以上の上級馬(2勝クラスより上)にとっては「軽め」の馬場コンディション。

 先週の東京芝で2勝クラスより上の古馬混合戦は4レース。メインレースの天皇賞秋も前評判通りの3強で決着したように、3着内に好走した12頭はすべて4番人気以内。

 馬場による偏りがなく、どんな位置取りやコース取りからでも上位に来ることが可能。実力が反映されやすい状況だった。

 一方、力のつききっていない2歳馬にとっては、まだ多少タフなコンディション。先々週までと大差なく標準的な馬場。このように、同じ馬場でも馬のレベルや年齢によって負荷が異なることは常に意識したい。

 先週、東京芝の2歳戦における4番人気以内の複勝率は46%。水準に比べて低調な値。古馬混合の上級戦とは異なり、コース構造や展開などによる紛れが生じやすかった。タフな馬場は紛れが生じやすいのだ。

 今週は週中、週末ともに天気予報は悪くなく、先週と大差ない馬場コンディション、状況が想定される。

 日曜のメインレースとなるアルゼンチン共和国杯は古馬混合の上級戦。軽めの馬場コンディションで偏りのない状況になりそうなため、実力馬を素直に評価したい。

 オーソリティの戦歴を振り返ると、これまで9戦のうち直線が長いコースに出走したのは3回のみ。青葉賞、昨年のアルゼンチン共和国杯、今年のダイヤモンドステークスとすべて重賞に出走して連対している。

 ダイヤモンドステークスは2着に敗れているが、このレースはトラックバイアス「 ・差し有利」。後方待機馬が恵まれたレースを先行して早め先頭から粘り込んだ。内容は濃く、本質的に距離も長かっただろう。

馬場虎太郎

直線の長いコースでは安定しているオーソリティ(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 直線が長いコースと軽めの馬場コンディションであれば底をみせておらず、昨年に比べて斤量は増えても、ここでは最有力。

 なお、2歳限定戦の京王杯2歳Sは、やや負荷がかかるコンディションが想定される。最終結論はウマい馬券を参照いただきたい。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のアルゼンチン共和国杯の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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