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エリザベス女王杯でコンビ復活「今度こそテルツェットの能力を見せられるように」

  • 2021年11月09日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲今年のダービー卿CTを制したテルツェットとミルコ騎手 (撮影:下野雄規)


今週行われるエリザベス女王杯で、テルツェットに騎乗予定のミルコ騎手。コンビ復活への思いを明かしつつ、ヴィクトリアマイルの敗因や距離延長についての見解も語りました。

また、先日行われたライラックとの新馬戦も回顧。「オルフェーヴルの仔だとは思わなかった」と驚くほどおとなしかったという同馬とのレースを振り返ります。

(取材・構成=森カオル)

テルツェットは「本当にいい脚を持っている」


──今週のエリザベス女王杯では、テルツェットとのコンビが復活しますね。

ミルコ そうです。戻ってきてくれてうれしい! ヴィクトリアマイルは14着に負けてしまったから…。巻き返したいです。

──ヴィクトリアマイルの敗因について、改めてお聞きしてもいいですか?

ミルコ あの日は興奮していて、パドックからけっこうイライラしてましたね。ちょっと暴れていたし、汗もすごかった。それでも返し馬に行ったらすぐに落ち着いてくれたから、これなら大丈夫と思ってました。でも、やっぱり展開が…。少し出遅れてしまったし、馬場も硬くて、ちょっと展開が速すぎたね。

──なにしろ、勝ち時計が1分31秒0ですからね。

ミルコ そうそう、あの日の馬場はものすごく速かった。やっぱりスピードより瞬発力の馬だから、最初にあれだけ忙しくなると厳しくなってしまう。最後は伸びなかったですね。

──脚をタメられる瞬間がなかったと。

ミルコ そうです。僕はね、重賞とかGIレベルのレースになったら、コーナー4つのほうが能力を出せると思う。だから、クリストフが乗った函館のクイーンSは強い競馬でしたね。後ろで脚をタメて、馬場もちょっと緩くて(良馬場発表も天候は雨)。最後はすごくいい脚を見せてましたね。

──今回は、デビュー以来最長となる2200m。距離延長については、どんな印象を持っていますか?

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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