▲今年のダービーを制したシャフリヤール (撮影:下野雄規)
今年のダービー馬・シャフリヤールが、ジャパンカップへ。前走の神戸新聞杯では不良馬場に苦しみ4着となった同馬ですが、今回は実績を残している東京コースということもあり期待がかかります。現在の状態や全兄アルアインとの比較なども含め、放牧時に管理しているノーザンファームしがらき・松本康宏場長に伺いました。
(取材・文=netkeiba編集部)
ダービーの時と同じようなパフォーマンスが出せれば…
──まずは前走の神戸新聞杯について。振り返ってみていかがですか?
松本康宏場長(以下、松本) 福永(祐一)騎手とも話をしました。久々なこともあるかもしれないんですが、ハミをしっかりとるような感じで走っていて、ちょっと馬場を気にしているような感じのところがあったみたいなので、馬場が一番の敗因かなと。全くこなせないとは思わないんですが、現状としてはトモの力がまだ足りないのかな、というところはあるかもしれません。
──前走は+8kgでの出走となりましたが、馬体重については?
松本 特にそんなに大きな変化はないとは思っていて、気にしていないです。福永騎手からは「すごくいい感じで、首などの幅も大きくなっているような気がする」と聞いています。
──10月19日に帰厩しましたが、送り出した時の状態を教えてください。
松本 バランスよく走れるように整えて、精神的にもリフレッシュした状態で順調に送り込めたのかなと思います。
──前走は不良馬場での競馬でしたが、ダメージなどはありませんでしたか?