内枠の人気馬は好走率75%⇔外枠の人気馬は好走率14%
下半期のダートチャンピオン決定戦であるチャンピオンズCは、前身のジャパンカップダートから2014年にレース名と舞台を替えて施行されているレースです。この中京ダート1800メートルで施行された過去7年については、同コースの基本傾向通りに内枠有利が顕著で、各枠順に配置された出走馬のレベル差のブレを均した上位人気馬限定のデータではキレイに「内枠>中枠>外枠」という出目となっています。
チャンピオンズCの枠順別成績(1〜5人気限定)
もちろん、本質的には如何に内を立ち回る競馬ができるかどうかが重要な点ですので、スタート地点である枠順の内外と共に、道中から勝負所にかけての進路取りの内外の方により重きを置いて捉えるべきです。実際に全7年の好走馬21頭を4角の進路別にカウントすると「内目の進路馬14頭」「中程の進路馬3頭」「外目の進路馬は4頭」で、圧倒的に道中から勝負所(最終コーナー)までを内目で立ち回る馬が有利という結果が出ています。
昨年のチャンピオンズCも当コラムで内を生かせるタイプとして推奨馬とした最内枠ゴールドドリームが2着好走を果たして、外枠発走でしたが道中先頭に立つ積極的な競馬を見せたインティが人気薄で3着激走するという決着となりました(勝ち馬のチュウワウィザードは中枠から中程の進路でも力が違ったという1着でしたが)。
ダートレースの頂上決戦だけに