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【阪神JF予想】阪神JFは近走力を発揮できなかった実力馬に妙味あり

  • 2021年12月07日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は白毛のソダシが優勝(c)netkeiba.com


馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!殿堂入り予想家として阪神JFで渾身の印を打つ!こちらからご覧いただけます

 今秋、阪神開催は既に18日間の開催を消化。開幕当初から路盤は状態は良くなかったが、開催中に雨が降ったことはここまで一度もない。

 先週は週中にまとまった雨があったにもかかわらず、Bコースに替わったこともあり標準的な馬場。比較的走りやすい馬場コンディションになっていた。開催当日が雨の降るなかでの開催にならない限り、年末まで標準程度の馬場状態を保てそうだ。

 先週阪神外回りは5レース行われたが、馬場による偏りは特にみられず。6番人気以下で3着内に好走した馬は1頭しかいなかったように、位置取りやコース取りに関係なく実力が発揮しやすい馬場。

 阪神ジュベナイルフィリーズは2歳戦でキャリアの少ない馬同士の争い。レースの格や評判に惑わされることなく、潜在能力を正しく分析することが重要。偏りのない今の状況であれば、トラックバイアスよりも個々の馬の実力を重視して馬券を組み立てたい。

 ベルクレスタの前走アルテミスステークスはトラックバイアスは特になかったが、同馬には不向きなレースパターン。

 少頭数で好スタートをきったが誰も行かなかったことで押し出されそうになって、慌てて抑える形。その後はペースが速くないにもかかわらず縦長のイレギュラーな展開で離れた3番手。直線では楽に早め先頭に立ったものの、最後は出し抜けをくらった。

馬場虎太郎

前走以上に走れそうなベルクレスタ(c)netkeiba.com、撮影:武田明彦


 末脚を活かした方が持ち味が活きるタイプ。先行競馬は、不本意なレース運び。決して力負けではない。新馬戦はトラックバイアス「 ・前有利」と判定したレースで鋭い伸び。2着に敗れはしたが、勝ったのは後に重賞連勝するセリフォス。

 セリフォスが展開有利なレースを差すのはGI級の馬でも難しい。2戦目はトラックバイアス「内有利・ 」と判定したレース。当時の新潟芝は内を通る馬に有利な状況。2着馬は最内枠から先行した馬だったが、外めの枠から中団あたりで控えて余力十分に抜け出す完勝。着差以上に中身の濃い内容だった。

 今回は多頭数で先行したい馬も揃いそうなメンバー構成。自然と位置取りが下がる形になりそう。差す競馬の方がより力を発揮できる馬。差しやすい流れなら前走以上に走る。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の阪神JFの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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