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【ホープフルS予想】ロベルトとステイゴールドが強い冬の中山2000重賞 GI級の素質が適性を凌ぐケースも

  • 2021年12月22日(水) 18時00分
20年はダノンザキッド(母父ダンジリ)とオーソクレース(父エピファネイア)、17年はタイムフライヤー(母父ブライアンズタイム)とジャンダルム(父の母父リアファン)、ともにロベルトの血を引く馬のワンツーだった。冬場の中山内2000らしくロベルトとステイゴールドの血が強いレースといえるが、そこは2000の2歳チャンピオン決定戦。コントレイルやサートゥルナーリアが快勝しているように、器や素質が適性を凌ぐケースも。ちなみに登録馬でロベルトの血を引くのは、クラウンドマジック(父エピファネイア)、グランドライン(母母母母父ロベルト)、サトノヘリオス(父エピファネイア)、シェルビーズアイ(父ハービンジャー)、ジャスティンパレス(母母父レッドランサム)、タイラーテソーロ(父ゴールドシップ)、マテンロウレオ(母父ブライアンズタイム)、ラーグルフ(父モーリス、母母父シンボリクリスエス)。(解説:望田潤)


アケルナルスター
スペクタクルのイトコで、3代母インヴァイトはウインドインハーヘアの姉にあたり、産駒にウインクリューガー、孫にソリッドプラチナムなどが出る。父トーセンラーはスピルバーグの全兄でマイルCSに勝ちザダルやアイラブテーラーなどを輩出。本馬は父父がディープインパクトなのでバークレアの牝馬クロス4×4をもつ。脚長でザダルのように斬れて東京2000で後方一気を決めたが、見るからに大箱向きのタイプだけに中山内回りでどこまで追い込めるか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○

アスクワイルドモア
母ラセレシオンはペルーサの全妹でパシャドーラの3/4妹でJRA3勝(全てダ1600)。近親に亜牝馬チャンピオンのディファレント、ダイオライト記念3着アルファフォーレスなどがいる。そこにキズナが配されて、クロスがサンデーサイレンス3×3とリファール5×5。キズナ×ゼンノロブロイの中距離馬で、リファールの粘着力も感じさせる走りで、ここまで[1-3-0-0]と相手ナリに駆ける。中山2000でもしぶといレースを見せてくれるだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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