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【フェアリーS予想】末脚が決まるフェアリーステークス

  • 2022年01月04日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年制したファインルージュはGIでも好走(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 昨年暮れからの中山開催の芝は例年に比べて路盤の状態が良好。

 有馬記念当日は前日までの雨によって若干湿り気味。開催中はこの時期の中山ではよく発生する直線が向かい風。北寄りの風が強めに吹いていた影響をうけて、直線は風と坂で負荷がかかる状態。重めの馬場コンディション。

 ホープフルステークス当日はほぼ乾いた状態。風の影響も少なかった。標準的な馬場コンディション。

 年明けの開催からはCコース替わり。年末25日以降は降雨もないようで、今後も天気予報をみると、フェアリーステークス当日までは降雨の心配がなさそう。標準的な馬場コンディションが想定される。

 2018年以降の近4年、フェアリーステークスは安定して馬場コンディションは「標準」で行われており、3着内に好走した12頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬は2頭しかいない。対して二桁位置取りからは5頭が3着内に好走している。

 標準的な馬場コンディションで行われた際のフェアリーステークスは、直線で末脚が決まりやすい。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。

馬場虎太郎

ポテンシャルを秘めるスターズオンアース(c)netkeiba.com、撮影:小金井邦祥


 スターズオンアースの前走赤松賞はトラックバイアスが特になく、実力は反映されやすい状況だったものの、この馬自身にとっては結果的に能力を発揮しづらい展開だった。

 東京で少頭数のスローペース。それまでは1800mでさらにスローな流れのなかで差してきていた馬だが、大外枠だったこともあって壁を作れず、押し出されて先行する形。それまでとは異なる流れだったこともあってタメがきかなかったが、それでも1勝クラスでは質の高いレースのなかで格好はつけた。

 今回は中山で多頭数。近走に比べればペースも流れそうで、本来の差す形が取れるだろう。

 過去の戦歴から印象的だったのが新馬戦。負けはしたものの、トラックバイアスの観点からみると非常に価値の高い内容だった。当時の新潟芝は内を通る馬に有利な状況で、新馬戦特有の超スローペース。トラックバイアスは「内有利・前有利」と判定したレース。最後方から外を通り、トラックバイアスや展開とは真逆の形ながら直線では抜群の伸びをみせた。実力を出し切れば重賞、さらにはGIでも通用するポテンシャルを秘めている。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のフェアリーSの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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