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今後の芝中距離路線で楽しみなヨーホーレイク

  • 2022年01月17日(月) 18時00分

先週の血統ピックアップ


・1/16 日経新春杯(GII・中京・芝2200m)
 中団を追走したヨーホーレイクが直線でステラヴェローチェとの追い比べを制し、初の重賞タイトルを獲得しました。デビュー前から大器と評判だった素質馬で、「ディープインパクト×フレンチデピュティ」はショウナンパンドラ、マカヒキ、アンジュデジールなど活躍馬が目白押し。重賞勝ちの実績を持つカミノタサハラ(弥生賞)、ボレアス(レパードS)の全弟にあたる良血です。

 クロウキャニオンを母に持つこの兄弟は成績優秀で、他にもマウントシャスタ、ベルキャニオン、ラベンダーヴァレイ、クリアザトラック、ストーンリッジ、ダンテスヴューが重賞で2〜5着となった経験があります。

 休養前はホープフルS3着、きさらぎ賞2着などの成績があり、皐月賞と日本ダービーはそれぞれ5着、7着。ステラヴェローチェ(いずれも3着)よりも下の着順でしたが、昨年秋に目の外傷でレースに出られなかったことが逆にいい休養となり、ワンランク上へと成長を遂げたのかもしれません。芝中距離路線に楽しみな馬が現れました。

・1/16 京成杯(GIII・中山・芝2000m)
 中団を追走したオニャンコポンが直線で外から差し切りました。通算成績はこれで4戦3勝。父エイシンフラッシュは日本ダービー、天皇賞・秋などを制した名馬で、本邦輸入種牡馬ワークフォースと同じくキングズベストを父に持ちます。産駒はこれが5世代目で、オニャンコポンが初のJRA重賞勝ち馬となります。

 母シャリオドールは未勝利馬ですが、毎日杯を勝ったサトノインプレッサの半姉。2代母サプレザはサンチャリオットS(英G1・芝8ハロン)を3連覇したほか、3年連続で来日してマイルCSで3、4、3着と好成績を残しました。母の父ヴィクトワールピサは優秀で、オニャンコポンの他にこの世代からラブリイユアアイズ、クラウンドマジックといった活躍馬を出しています。

 すでにトルコに輸出されてしまいましたが、ブルードメアサイアーとしてこれからさらに活躍馬を送り出してくることが予想されるので、馬券に限らず一口やPOGでも注目したいところです。

今週の血統注目馬は?


・1/23 海の中道特別(2勝クラス・小倉・芝2600m)
 小倉芝2600mに強い種牡馬はオルフェーヴル。連対率34.8%は優秀な成績で、2012年以降、当コースで10走以上した28頭の種牡馬のなかで第2位。当レースにはサンサルドスが登録しています。ローカルの芝2600mを得意としており、小倉コースではこれまでに4回走って3回連対しています。今回は半年ぶりの小倉芝2600m戦。待ちに待った舞台です。

今週の血統Tips


 現3歳世代の生産牧場別の賞金を見てみると、1位ノーザンファームが21.6%のシェアを獲得し、2位社台ファームの8.1%を大きく引き離しています。ただ、昨年同時期はノーザン28.0%、社台6.1%だったので、ノーザンがシェアを下げ、社台が上げていることが分かります。ノーザンがクラシック全敗だった一昨年の同時期は、ノーザン24.2%、社台6.1%。つまり、現2歳のノーザン生産馬の成績は、成績的にもうひとつだった一昨年を下回っています。

 一方で、社台ファームは昨年、一昨年に比べると成績が上昇しており、育成段階でのさまざまな改革が実を結んでいる、という見方もできるでしょう。今年第3位の追分ファームの直近3年間のシェアは、1.2%→1.3%→2.3%と、こちらも社台と同じくシェアを上げてきています。

 1頭のサラブレッドが競走馬となるまで無数の過程を経ており、ひとつの牧場の成績が上がった下がったといっても、何が原因なのか把握しづらいところがあります。今年と来年ではまた違う結果が出るでしょう。

 ただ、こうした動向は、たとえば5年単位で見れば牧場の実力を正確に反映するので、継続的に注目していきたいところです。

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netkeibaでもおなじみの血統評論家・栗山求氏が血統の面白さを初心者にもわかりやすくレクチャー。前週の振り返りや、週末行われるレースの血統的推し馬、豆知識などを通して解説していきます。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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