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【AJCC予想】前走GI・GII組など格上タイプが強い別定戦

  • 2022年01月21日(金) 18時00分

AJC杯は位置が取れるタイプが強い


 先週行われた日経新春杯がハンデ戦なのに対し、AJC杯は別定のGII。この差は大きく、AJC杯は前走GI・GII組など格上タイプが強い。

 その意味ではオーソクレースが人気になるのは妥当なところでもある。GIで好走できる明け4歳馬、ここまで大敗もなくきている。

 問題があるとしたらここ2走差しに回っていること。AJC杯は位置が取れるタイプが強いので、差し切れずに2、3着というパターンも意識しておきたい。

 ポタジェはGIIだとここまで3着が最高だが、今回は相手関係にも恵まれてチャンスがありそう。この馬は前へ行けるし、川田騎手のコース成績も良い。

 キングオブコージはひところの勢いがないが、前走で3〜4番手に行ったのはこのレースで好走する伏線になりうる。湾岸Sを勝ったときのような競馬ができれば面白い。

 アサマノイタズラはセントライト記念勝ちのコースに戻るが、レースによる好走と大敗の差が大きい馬なのでもっと人気薄のときに買いたいイメージ。この脚質もAJC杯では買いづらい。同じコースでもセントライト記念はかなり差し・追込有利のレースだった。

 ボッケリーニは2020年中日新聞杯以来勝っていないが、着差的には常に差のないところに来ている。ハンデ戦では57キロ以上を背負っているのに対し、今回は56キロ。他馬との比較で有利ということはないが、絶対値が有利に働く可能性はある。

 ラストドラフトは昨年も一昨年も3着。脚質を考えると良い結果が出ている。冬場に結果が出る馬で、そう考えると中日新聞杯はもう少し走ってほしかったが、今回もヒモには検討したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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