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【AJCC予想】例年と比べると傷みは少ない印象で…

  • 2022年01月22日(土) 19時00分
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。


 昨年暮れから2カ月続いた中山開催も最終週を迎える。芝コースは5日の中山金杯からCコースを使用して、AJCC当日が8日目となる。今冬の中山開催はレース当日に悪天候の日がほとんどなかったこともあり、芝は例年と比べると、傷みが少ない印象。年によっては、AJCCの週は完全に「中〜外差し馬場」に移行することもあるが、土曜は内寄りを粘る先行馬の好走もあった。

 JRA公式ホームページによれば、芝の生育管理のため、芝コースは17〜18日、20日に散水を実施している。今週は雨が全く降っていないため、ダートはかなり乾燥しているが、芝の土曜の含水率は「ゴール前11.5%、4コーナー12.4%」で良馬場としては水分を含んでいる状態。3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内側に傷みはある。ただ、土曜のレースを見る限りは内寄りを避けて通るほどは傷みは進んでいない。

 土曜は、芝競走は5鞍。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「3番手、3番手、3番手、1番手、1番手」。Hペースがなかったこともあるが、数字通りに先行〜好位勢の活躍が目立った。ただ、勝ち馬の通過順ほどは、差し馬が不発だった印象はなかった。

 古馬3勝クラスの11R・初富士S(芝2000m)は6番人気レッドライデンが逃げ切り勝ち。レース前半5F62秒1〜同後半5F59秒2の絶妙のスローペース。4コーナー手前では一度は後続を振り切る勢いで、鞍上・大野騎手の好騎乗も光った。ただし、2着には最終4コーナー10番手にいた1番人気パラダイスリーフが届き、勝ち馬にクビ差まで迫った。直線では中〜外を通る馬の伸びが目立っているのは事実。

 AJCCと同じ外回り2200mで行われた12R・4歳上1勝クラスは最終3コーナー付近で一気に先頭に立ったホウオウリアリティが押し切った。

 土曜の芝競走勝ち馬の父はエピファネイア、ルーラーシップ、キズナ、エイシンフラッシュ、モーリス。また、勝ち馬のレース当日の馬体重は466キロ、506キロ、488キロ、500キロ、484キロ。全体的にはパワー色が濃い1日で、時計も多少かかっている。

 日曜の天気は全国的には西から下り坂。小倉、中京の順で雨の影響を受けそうだが、中山はなんとか雨は降らずに済みそうな気配。AJCCも引き続き、良馬場で行われそう。メンバー的にはS〜Mペース濃厚。3〜4コーナーで外をまくる馬の進出も展開次第ではありそうだが、基本的にはある程度位置を取った馬が優位になりそう。

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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