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【Vol22】競馬はやめられない、競馬と私/豊岡加奈子(勝馬)

  • 2022年02月03日(木) 12時01分
地方競馬MYSTYLE図鑑

異色の経歴を持つ記者・豊岡加奈子が南関東の攻略法を伝授!


競馬記者、元ジョッキー、アナウンサー、タレント、お笑い芸人など各界の競馬好きによって構成される「地方競馬アンバサダー」が思い思いのスタイルで楽しむ、地方競馬の魅力を隔週で発信!

 私が競馬と出会ったのは2009年のこと。

 当時中山競馬場から徒歩1分の場所に住んでいたのですが、皐月賞(GI)の前日に犬の散歩をしていたところ、徹夜で入場待ちをしている方々を見かけて、前日から並ぶほど面白いのかな!? と興味を持ち、皐月賞当日一人で競馬場を訪れたのがきっかけでした。

 今でこそ競馬専門紙「勝馬」で記者をしている私ですが、当時は競馬新聞の見方もおろか、馬券の買い方すらわからず…

 ですがパドックを見た時の馬の美しさ、レースが始まって馬が駆ける迫力、ゴール付近での人々の歓声に感動して、それから競馬にどっぷりとハマりました。

 2週間ほど経って、近くには中山競馬場だけでなく船橋競馬場があることを知り、2009年5月4日に船橋競馬場を訪れました。

 初めての地方競馬場で感じたことは「人と馬との距離が近い!」ということ。

 そこからは“ビール片手に”毎週競馬場に通い、次第に競馬の仕事に就きたい! と思うようになり、国家公務員から「勝馬」の南関東担当の記者に転身!

 ちなみに記者になってからも休みの日に競馬場に行くとビールを飲んでいるのですが、パドックで堂々と飲んでいるのを調教師の先生や騎手の方々に見られるのはなんとなく気まずいので、競馬新聞を巻き付けて飲み物の中身がわからないようにしてコソコソ飲むように(笑)

地方競馬MYSTYLE図鑑

フリーアナウンサー小泉恵未ちゃんと浴衣で大井競馬観戦


 さて、南関東には大井・川崎・船橋・浦和の4競馬場がありますが、私流の南関東競馬の攻略法を3つお伝えしたいと思います!

 まず1つ目は休み明けの馬。

 初戦からメイチ(目一杯)で仕上げてくる馬が多い中央競馬と比べると、地方では使いながら良くなっていく馬が多いように感じます。(もちろん初戦からしっかり結果を出す仔もいますが!)

 休養明け初戦でも調教の動きが良い、鉄砲実績があるなど強調材料がある場合を除きますが、基本休養明けは様子見。休養明け初戦で人気となり大敗した馬の叩き2戦目や、休み明けで大幅に体が増えていた仔が何度か使って絞れてきた場合など変わり身がありそうな頃に狙いを定めています。

 2つ目は夏場のコンディションチェック。夏場の南関東競馬は変則開催で、開催間隔が詰まって行われることが多く、加えて気温が高い時季でもあるので、コンスタントに走っている馬は疲れていないかなど見極めが大事かなと思っています。なので、パドックで元気の有無、体が細く映らないかなど他の季節以上に注意深く見るようにしています。

 3つ目は遠征馬。多くの場合は所属の競馬場を中心に走りますが、地元で走らずあえて他場へ遠征する場合(船橋の所属馬が船橋を使わずに浦和に行くなど)は、意欲的な遠征とみて注目しています。

 また、2021年11月まで南関東4場の中で唯一の右回りであった大井の所属馬で、大井では結果は出ていないけど、中央時代に左回りで好走実績のある馬が左回りの川崎・船橋・浦和に遠征した場合には人気がなくともマーク!

 もちろんこの3つのポイントが絶対ということはありませんが、よろしければ参考にしてみてください!

※編集者注:
2021年11月19日(金)より大井競馬場は世界唯一の左右両回りコースとなりました。




《関連リンク》
地方競馬情報サイト

南関東4競馬場公式ウェブサイト nankankeiba.com

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