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【共同通信杯予想】共同通信杯は雨が降るとトラックバイアスが大きく変わる

  • 2022年02月08日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はエフフォーリアが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 今開催、東京の芝は路盤の状態良好。グリップ性も良く、直線でスピードを存分に発揮できる走りやすい状態。軽めの馬場コンディション。

 スローペースになったとしても、高速上がりを出せる馬は、直線スピードに劣る先行馬を差せる。先行することや内を回る優位性は少ない。

 末脚のスピードが反映されやすい馬場は人気馬が走りやすい。今開催の東京芝は、新馬戦を除くと17レース。1番人気が16レースで3着内に好走。9勝。末脚のスピードがある馬は人気になりやすいから、人気決着になりやすい。

 先週のメインレース、東京新聞杯も4番人気が1着。1番人気が2着。2番人気が3着。3連単でも87倍の平穏な決着。今週も先週同様の馬場であれば、人気馬が走りやすいだろう。

 ただし、今週の東京は木曜以降で雨・雪予想が出ている。現時点で芝は重めの馬場コンディションも想定される。

 近年の共同通信杯で馬場コンディションが「稍重い〜重い」だったのは2020年。

 2020年の共同通信杯はトラックバイアス「内有利・前有利」と判定。外を回る差し馬が伸びない馬場。8枠から差す形だった断然人気のマイラプソディが大きく離された4着に凡走。先行、内を通った馬が恵まれた。

 予報通りの雨馬場ならば、先行馬。なかでも重めの馬場コンディションに対応できるタイプを狙う。

馬場虎太郎

重めの馬場コンディションに対応できそうなビーアストニッシド(c)netkeiba.com


 ビーアストニッシドは2走前の京都2歳ステークスで人気薄ながら2着に好走。馬場コンディション「稍重い」。トラックバイアスは「 ・前有利」と判定したレース。当時は週中の雨量が多く、開催中の強風も影響。直線が向かい風気味で負荷がかかっており、直線で脚を使うことは難しい状況だった。

 前走のシンザン記念は1600m。当時は馬場コンディション「稍軽い」。トラックバイアスは「内有利・ 」。楽に逃げることができた2走前に比べるとペースが速かったことで、先行すらできなかった。

 道中で折り合いを欠いた面はあるが、最内枠から終始内を通ることは恵まれた。馬場コンディションが「標準〜軽い」馬場よりも重い馬場の方が走る馬だ。

 今回は2走前と似たような重い馬場コンディションになって、差し馬が力を発揮できない馬場になれば、再度恵まれるだろう。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の共同通信杯の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!


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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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