競馬のデータは先手必勝!!

編集K3(以下、K3)　いよいよ『中央競馬 妙味度名鑑 2022』がリリースされました。今年はなるべく早くお届けしたかったので電子書籍限定にしています。

卍　昨年は皐月賞の週だったので2ヶ月以上早い発売になりましたね。

K3　競馬のデータは先手必勝ですから、早いに越したことはないですよね。

卍　そうですね。パソコンを使った競馬予想が普及していますから、少ないデータでいち早く傾向をつかんだ人が勝つ時代になっています。過去のイメージにミスリードされることなく、常に正しいイメージを持ち続けるためにも、ぜひ妙味度を参考にしてほしいですね。

K3　ただ、今作はスピードを重視するために短評の掲載をやめましたよね。なので、それぞれの騎手、種牡馬、厩舎の特徴については、ここで話せればと思います。

卍　わかりました。予想が当たらなくてもちょっとタメになるコラムを目指しましょう(笑)。

K3　今週は京都記念にユーバーレーベンが出走予定です。なので、M.デムーロ騎手の妙味度を紹介していきましょう。2021年版と2022年版を並べると、ほとんどの項目で妙味度が上昇していることがわかりますね。

【2021年版】


【2022年版】


卍　2年前は妙味度の低い騎手の代表的存在でしたが、美浦に拠点を移した効果が如実に出ていますね。特に関東圏では狙えるレベルまできています。

K3 距離を見ると「中距離」がいいですね。出遅れるイメージがあるので、短距離の妙味度が低いというのも納得です。

卍「OP(重賞含む)」はかなり上げてきましたね。ここが一番大きな変化じゃないでしょうか。特に、上級条件で上位人気に支持されているときは狙ってよさそうです。

K3　確かに最近、上級条件で良い馬に乗っている印象があります。ルメール騎手や川田騎手が他場にいれば、特に集まりやすいですよね。

卍　重賞はGIの成績だけ良くないんですけど、これはやっぱりルメール騎手、川田騎手がいて人気馬に乗れないということも関係しているんでしょうね。

K3　実際、昨年のGIでは1、2番人気に乗っていませんね。3番人気のユーバーレーベンとサークルオブライフで差しがハマって勝ちましたけど、あとは着外でした。

卍　ざっと調べても、ルメール騎手や川田騎手がいないときのほうが上級条件の複勝回収率は高いようですね。その理屈でいくと、今週はルメール騎手と川田騎手が共同通信杯で騎乗予定なので良いかもしれません。

K3　では、これをヒントに予想していきましょう。

卍　はい、予想1〜5番人気の総合妙味度は以下の通りです。