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【中山記念予想】斤量加増にぎりぎり引っ掛からなかった馬を狙う

  • 2022年02月22日(火) 12時00分

実績のある馬が斤量を乗り越えて好走する…?


 中山記念は4歳55キロ・5歳56キロ、牝馬2キロ減で、GIやGIIの優勝歴によって2キロもしくは1キロ加増される。今年はこの加増されている馬がおらず、全馬がベースの斤量で出走する。

 実は、加増されている馬がいてくれたほうが予想はしやすい。過去10年で見ると

回収率向上大作戦


 このように、加増されている馬のほうが複勝率も複回収率も高いのだ。実績のある馬が斤量を乗り越えて好走しているということになる。

 ならば、その趣旨だけを取り入れて、「ギリ加増されなかった馬」を狙うというのはどうだろうか。斤量は軽いほうがよいわけで、「加増されないがそれに近い実績がある」という馬なら良いことづくめと解釈することもできる。

 加増されるのは
・1年以内のGI勝ち馬(牝馬限定戦除く) 2キロ増
・1年以内の牝馬GI勝ち馬と、GII勝ち馬 1キロ増
・1年より前のGI勝ち馬(2歳GI除く) 1キロ増

 今回の登録馬でそれに近い馬はというと、
・2歳GI勝ち馬→ダノンザキッド
・2歳GIの2着馬→マルターズディオサ
・GIの3着馬→ダノンザキッド、ガロアクリーク
・1年より前のGII勝ち馬→ルフトシュトローム、ガロアクリーク、マルターズディオサ、ゴーフォザサミット

 これらの馬を、該当するレースの新しい順に重視していく、といった予想も可能なのではないかと思う。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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