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【弥生賞予想】朝日杯とリンクしやすい弥生賞

  • 2022年03月04日(金) 19時00分
今週末は弥生賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
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勝率、回収率ともにズバ抜けた優れた種牡馬


 昨年以降、芝の特別戦で「前走連対&単勝10倍以内の人気」のパターンに該当する馬の単勝回収率は82%。複勝回収率も82%。ほぼ、控除率通りの標準的な成績に収束します。

 ただし、リオンディーズ産駒がこのパターンに該当した場合。勝率は50%。複勝率は77%。単勝回収率も230%。このパターンでテーオーロイヤルが3勝していますが、この数字を除いても、単勝回収率は215%。

「芝の特別戦&前走連対&単勝10倍以内の人気」のパターンで産駒が10勝上げた種牡馬は9頭。この中でリオンディーズは勝率、回収率ともにズバ抜けたもの。そうなる理由は、リオンディーズ産駒が「好調な馬は想像以上に上昇する」からでしょう。それだけリオンディーズは想像以上に優れた種牡馬なのです。

 単行本「亀谷敬正競馬血統辞典」にも書きましたが、リオンディーズ産駒はデビューする前から「産駒はおいしいので馬券も馬そのものも徹底的に買うべき」と、ことあるごとに推奨しました。

 名種牡馬の名声を順当に獲得したエピファネイアと同じシーザリオの仔であることに加え、現役時代はその能力を競走でまったく引き出せなかったため、本来の種牡馬能力に比べれば不当に低い扱いを受けることが、おいしい産駒を生み出す大きな要因です。

 今年、弥生賞にはリオンディーズ産駒が2頭エントリー。当レースは要求される能力の方向性もリオンディーズに向いています。

 過去10年の弥生賞は、前走朝日杯FSに出走した馬が8頭出走。6頭が馬券圏内に。複勝回収率は203%。前走で連対した馬4頭は、すべてが馬券圏内に走っています。つまり、前走までにマイル戦でそこそこのパフォーマンスを発揮した馬がそのまま力を発揮しやすいのが弥生賞のレース傾向でもあります。

 リオンディーズは、弥生賞と関連性が強い朝日杯FSをキャリア1戦で圧勝した馬。それが後のクラシックで悪影響を及ぼすのですけれども、弥生賞に向く産駒が出やすいことも示してくれました。

 ジャスティンロックは母系にダンチヒ。早い時期の若駒戦で体力とスピードを強化する血。当レースもダンチヒ持ちは好成績。昨年の2、3着馬もダンチヒを持ちますし、17年に8人気で2着のマイスタイルもダンチヒの血を持つマイル実績馬。

 インダストリアもリオンディーズ産駒。すでにマイルのOP特別でも実績を残しています。

 今年の弥生賞は、朝日杯FS勝ち馬の産駒と、朝日杯FSを勝ったドウデュースの上位独占。と、綺麗に決まる可能性も十分にあるのではないでしょうか。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の弥生賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

亀谷氏を含む殿堂入り予想家の無料コラムも公開しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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