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【金鯱賞予想】ジャックドールは買いか消しか? 藤岡佑介騎手の妙味度解説/第71回

  • 2022年03月09日(水) 18時00分
日曜日に行われる金鯱賞では、目下4連勝中のジャックドールが初重賞制覇を目指します。府中の長い直線でも余裕のある逃げ切りを見せ怪物級と囁かれていますが、GI馬が相手となるここでいきなり買うべきか、買わざるべきか? 馬券の美味しさを判定する指標「妙味度」で分析していきたいと思います。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)


絶対に覚えておきたい藤岡佑介騎手の特徴


編集K3(以下、K3) 今週の日曜はフィリーズレビューと金鯱賞が行われますが、フィリーズレビューのほうはアネモネSとのダブル登録の馬も多いので、金鯱賞を予想していきましょう。

 わかりました。

K3 金鯱賞には昨年の大阪杯を勝ったレイパパレとエリザベス女王杯を勝ったアカイイトが出走予定ですが、予想1番人気は4連勝中のジャックドールになっていますね。

 過去3戦は余裕のある逃げ切りで、怪物かもしれないと噂されているようですね。

K3 でも、GI馬を相手にいきなり重賞で通用するかどうか。ここは判断が難しいです。

 ジャックドールが通用するかどうかの分析は他の人にお任せするとして、このコラムでは今回のジャックドールに妙味があるかどうかだけに絞って見ていきましょう。

K3 騎手、種牡馬、厩舎によって、馬の実力以上に人気するのか? それとも過小評価されるのか?ですね。確かに、ルメール騎手でもないですし、ディープインパクト産駒でもないので、懐疑的になっている人も多そうです。

 では、総合妙味度は後ほど見るとして、いつもの妙味度分析はジャックドールの主戦騎手、藤岡佑介騎手にしませんか?

K3 それは面白そうですね。

 電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』の藤岡佑介騎手のページはこのようになっています。

儲かる軸馬


K3 「全体」の妙味度が106で、利益度(妙味度をもとに1年間購入し続けた場合にどれだけの利益をもたらしえるかを示した指標)は2885もあるんですね。

 昨年度版では2281だったので、この1年で上げてきました。「全体」の利益度ランキングも13位です。また、項目別のランキングを見ると、「中距離」が8位、「右回り」が9位、「中京競馬場」が7位、「阪神競馬場」が7位、「OP(重賞含む)」が9位、「重賞」が10位と、トップ10入りの項目が6つもあります。

K3 かなり儲かる騎手だったんですね。

 藤岡佑介騎手の特徴をまとめるとこのようになります。

・全体的に過小評価されている
・中距離がベスト
・急坂コースが得意
・オープン、重賞は狙い目

 昨年度版の『妙味度名鑑』では芝が100、ダートが109だったので「ダート中距離を狙え!」と書いていたんですが、この1年で芝の利益度も良くなってきました。とは言っても、ダート中距離には引き続き注目したいですね。

K3 この特徴を見ると金鯱賞はピッタリですね。

 そうですね。重賞は人気薄で来るというよりも、上位人気でキッチリ仕事をするというイメージなので、今回は合っているんじゃないでしょうか。

K3 ただ、「儲かる軸馬」になるかどうかは他の馬次第ですよね?

 そうなります。では、予想1〜5番人気の総合妙味度を見ていきましょう。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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