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【金鯱賞予想】金鯱賞のニックス配合と食欲についても考える

  • 2022年03月11日(金) 19時00分
今週末は金鯱賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

キャリアを重ねるとスピード型からパワー型に転化する


 ディープインパクトとヴァイスリージェント系の組み合わせは古くから血統ファンの間では知られたニックス(相性のいい)配合。ディープインパクトの弱点を補い、長所を強化された馬が多いからです。
このニックス配合について、先日「亀谷競馬サロン」でノーザンファーム天栄の場長と興味深い話題が出ました。

「ディープインパクトは、若い頃に神経質で食の細い仔が出やすい。一方でヴァイスリージェント系(クロフネやフレンチデピュティ)の仔は食欲旺盛な仔が多い」のだそうです。食欲のない弱点を持つお父さんを、食欲旺盛なお母さんが補うんでしょうか?! 「食欲」の傾向も、血統のニックスには関係性があるのかもしれませんね。

 さて、今週末の金鯱賞も、先週の弥生賞同様、ディープインパクト産駒が走りまくるレース。なかでも、母父ヴァイスリージェント系との配合は金鯱賞でもニックス配合。

 昨年、単勝227倍で勝利したギベオンも父がディープインパクトで母父がヴァイスリージェント系。3着のポタジェも父がディープインパクト系で母父がヴァイスリージェント系。

 この配合はディープインパクトに食欲を補う…だけではなく、ディープインパクト最大の長所であるトップスピードの持続距離の長さを補うこと。加えて、体力の完成も早めやすくなります。(体力の完成と食欲は関係あるかもしれません)

 金鯱賞の舞台、中京芝2000mは馬場状態を問わず、スピードの持続性が問われやすい舞台のため、馬場状態を問わずディープ×ヴァイスリージェント系の配合馬が走りやすくなるのでしょう。

 また、ディープ×ヴァイスリージェント系の配合は、特に牡馬の場合、キャリアを重ねるとスピード型からパワー型に転化する傾向もあります。食べて、鍛えてお相撲さんみたいになってしまうんでしょうか?(半分冗談です)

 同配合パターンのマカヒキも若駒の頃はスピード型でダービーにフィットしましたが、キャリアを重ねてパワー型になってからは、パワーが要求された阪神の京都大賞典を勝ちました。同様にキャリアを重ねてパワー馬場が有利な馬になったカデナもディープ×ヴァイスリージェントの配合馬です。

 昨年の金鯱賞はパワーが要求された馬場、ギベオンはキャリアを重ねてパワー型になったことも幸いしました。

 今年の金鯱賞は軽い馬場でスピードを問われる馬場と想定していますので、母父ヴァイスリージェント系のディープ産駒の中では昨年3着のポタジェを最上位に取ります。

 キャリアはまだ13戦のフレッシュな馬。スピードの乗りがいい400mで割れる根幹距離の広いコースを好むタイプです。

 前走のAJCCは小回りコースの非根幹距離。最悪の条件でウマい馬券で公開した予想でも無印にしました(本命は勝ち馬のキングオブコージ)

 最悪の状況から最高の状況に変わる今回は大幅なパフォーマンスの上昇が期待できます。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の金鯱賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

亀谷氏を含む殿堂入り予想家の無料コラムも公開しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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