スマートフォン版へ

【阪神大賞典予想】ディープボンドは買いか消しか? キズナの妙味度解説/第72回

  • 2022年03月16日(水) 18時00分
今週は春のGIシリーズを目前に控えた3日開催。阪神大賞典では有馬記念2着のディープボンドが天皇賞春に向けて始動します。昨年5馬身差で圧勝したこともあり、今年は断然人気になりそうですが、素直に信頼してもいいのでしょうか? 妙味度解説を交えながら予想していきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)


キズナvsゴールドシップの代理戦争?


編集K3(以下、K3) 金鯱賞のジャックドールは強かったですね。

 いろんなところでサイレンススズカと比較されていましたね。

K3 先週、ここで「まだ懐疑的な人がいるから買っておいたほうがいい」「ここを走った後は過剰人気しそう」って話をしていましたが、本当にそうなりそうですよ。

 大阪杯はエフフォーリアがいた上でどのくらいのオッズになるかですね。まぁ、芝中距離なら妙味度が高いので、消すことはなさそうですけど。

K3 さて、今週は阪神大賞典ですが、ディープボンドが圧倒的な人気で、マカオンドールがそれに続く形になりそうです。

 確かに、有馬記念2着のディープボンドにとってはメンバーが楽になりますね。そして、ディープボンドに唯一対抗できそうなのが連勝中のマカオンドールだというのが世間の評価のようですね。

K3 マカオンドールの父は阪神大賞典を3連覇したゴールドシップです。父の現役時代を考えても、キズナよりゴールドシップのほうが長距離で走りそうなイメージはありますもんね。

 なるほど、そういうイメージなんですね。じゃあ、今回はキズナの妙味度について解説していきましょう。電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』のキズナのページはこのようになっています。

儲かる軸馬

K3 おぉ、さすが利益度1位の種牡馬です。

 キズナの特徴をまとめるとこのようになります。

・全体的に過小評価されている
・ダートもこなすが、狙うべきは芝
・距離は長いほうがいい
・中央場所の妙味度が高い
・オープン(重賞含む)では特に注目
・距離延長を苦にしない

K3 あ、長距離の妙味度が130もあるんですね。しかも、中央場所や重賞に強くて、距離が延びるのも良いって、ものすごく王道の種牡馬じゃないですか!?

 ディープインパクトの後継種牡馬ですからね。でも、世間はディープインパクトとは違うと思っているので、そこにギャップが生じているんだと思います。

K3 以前、キズナ産駒はGIの2、3着が多く、勝ちきれないので過小評価されているんじゃないか? とおっしゃっていましたけど、昨秋、ついにアカイイトがGIを勝ちました。

 あのエリザベス女王杯も10番人気でしたよね。2021年はGIで8回馬券に絡みましたけど、そのうち6回が5番人気以下だったんですよ。

K3 オークス3着のハギノピリナなんて16番人気ですもんね。あ、やっぱり長距離は破壊力ありますね。

 ロードカナロアのように超大物を出してしまうと過剰人気しやすくなるんですけど、キズナの場合はそうじゃないので、もうしばらく狙えるんじゃないでしょうか。それこそディープボンドが天皇賞春を圧勝したら潮目が変わるかもしれませんが。

K3 名前だけ見たらディープインパクト産駒っぽいので、大丈夫だと思います(笑)。

 では、これらを踏まえて予想していきましょう。予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

卍

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング