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スプリングSは大敗直後の馬が信頼できない

  • 2022年03月19日(土) 19時00分
 前回3月13日のWIN5は351万150円の配当で決着。5レース中3レースで単勝2番人気以内の馬が優勝を果たしたうえ、2レース目の東風S(中山10R)を勝ったのも単勝オッズ8.8倍(5番人気)、かつ前回の「1点予想」で強調していたボンセルヴィーソでしたが、5レース目のアネモネS(中山11R)を単勝オッズ39.8倍(8番人気)のクロスマジェスティが制したこともあり、払戻金額が伸びました。

 ちなみに、4レース目終了時点の残り票数は7664票、最終的な的中票数は151票でしたから、残存率は約2%だったということになります。“リーチ”が掛かった状態から悔しい思いをした方も少なくなかったのではないでしょうか。

 4レース目終了時点までWIN5の買い目が生き残っていたら、5レース目で押さえている馬以外の単勝オッズをひと通り確認し、勝たれてしまいそうな馬の単勝を購入することで、WIN5がハズレとなった場合のリスクヘッジを行うのがセオリー。ただ、前回3月13日で言うところのクロスマジェスティくらい人気がない馬まで買うのはなかなか難しいでしょうから、却って傷口を広げてしまうようなケースがあるかもしれません。

 4レース目の入線直後から5レース目の発売締切時刻までという、概ね5分程度の間に「リスクヘッジするか否か」という判断を迫られる点も、WIN5ならではの醍醐味であり、非常に難しいポイントです。

 今週末のJRAは3日間開催。明日3月20日だけでなく、明後日3月21日もWIN5が発売されます。明日3月20日のWIN5は総出走頭数が74頭、総組み合わせ数が69万2224通り、明後日3月21日のWIN5は総出走頭数が66頭、総組み合わせ数が36万8640通り(いずれも土曜12時現在)。本稿では明日3月20日のWIN5を展望しますが、総組み合わせ数が少ない、すなわち的中確率が比較的高い明後日3月21日のWIN5もしっかりチェックしておきましょう。

【2022年03月20日発売分の1点予想】

中山9R 6.ストゥーティ
阪神10R 3.ケイアイドリー
中山10R 10.サダムスキャット
阪神11R 11.ディープボンド
中山11R 10.アルナシーム

【1レース目 スピカS(中山9R)】

 中山芝2000m内で施行された2020年、3月上旬に施行されていた2019年以前を含め、大敗直後の馬は不振。「前走の着順が6着以下だった馬」は2018年以降[1-0-1-19]と安定感を欠いていました。ホウオウエミーズ・ヤマニンデンファレ・タガノパッションらはあまり強調できません。

 狙ってみたいのはストゥーティ・ククナ・スパイラルノヴァあたり。ストゥーティは展開に恵まれる可能性も高そうです。

【2レース目 鳴門S(阪神10R)】

 今回と同じ距離のレースを主戦場としてきた馬が中心。「前走の距離が1400m以外だった馬」は2017年以降[1-0-0-31]でしたから、エグレムニ・ラボエームらは評価を下げるべきでしょう。

 近走成績が比較的良いのはケイアイドリー・スカーレットスカイ・シゲルタイタン・エターナリーあたり。コース適性が高いケイアイドリーは特に高く評価して良いと思います。

【3レース目 千葉S(中山10R)】

 関西圏のレースを経由してきた馬と、前走好走馬が優勢。「前走のコースが京都・阪神以外、かつ前走の着順が4着以下だった馬」は2017年以降[0-2-0-25]と苦戦していました。ヒロシゲゴールド・スマートダンディーらは過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。

 チャンスがありそうなのはジェネティクス・サダムスキャット・アポロビビ・ホウショウナウあたり。サダムスキャットはいかにもこのレースが合っていそうなタイプです。

【4レース目 阪神大賞典(阪神11R)】

 前年のビッグレースを使っていた馬と、前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬が狙い目。「“前年以降、かつJRA、かつGIのレース”において11着以内となった経験がない、かつ前走のコースがJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下だった馬」は2014年以降[0-0-1-28]なので、シルヴァーソニック・アイアンバローズらは疑ってかかるべきでしょう。

 さらに「馬齢が7歳以上の馬」は2014年以降[0-0-0-21]。ユーキャンスマイルなどの高齢馬も扱いに注意すべきだと思います。

 トーセンカンビーナ・マカオンドールの2頭も侮れませんが、注目はやはり実績上位のディープボンド。今回はメンバー構成に恵まれました。

【5レース目 スプリングS(中山11R)】

 左回りやローカル場のレースを主戦場としてきた馬は割り引きが必要。「中山・京都・阪神のレースにおいて“着順が4着以内、かつ4コーナー通過順が2番手以下”となった経験のない馬」は2018年以降[0-0-0-16]と上位に食い込めていません。ソリタリオらは評価を下げたいところです。

 また「前走の着順が5着以下だった馬」は2018年以降[0-0-0-11]。アサヒをはじめとする大敗直後の馬も、上位に食い込んでくる可能性はそれほど高くないと見るべきでしょう。

 なお「生産者がノーザンファームの馬」は2018年以降[2-1-3-5]と比較的堅実。一方、生産者がノーザンファーム以外だったにもかかわらず3着以内となった6頭のうち5頭は、前走のコースが“JRA、かつ右回り”、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が3位以内でした。

 今年はディオ・アルナシーム・アライバル・オウケンボルトあたりが有力。コース替わりがプラスに働きそうなアルナシームは特に面白い存在だと思います。

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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