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【高松宮記念予想】極端に内が悪化せず これなら内優位に主導する可能性が高い?

  • 2022年03月26日(土) 19時00分
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

 土曜の中京競馬場は予報通り、朝から雨。「良」で始まった芝は正午前に「稍重」に変更。10R終了後に「重」に変更された。最終12R後も雨は降り続き、夜にはさらに水分量が増す可能性は十分ある。ただ、週中の天気予報より天気の崩れは早く、日曜の中京は朝から好天予報。どこまで乾くのかが、日曜のポイントになりそうだ。

 高松宮記念は2012年以降、改装された新しいコースで行われている。現行のような3週間開催で前2週がAコース、高松宮記念当週だけがBコースで行われるのは2016年から。この直近6年の勝ち馬の最終4コーナーの位置は「4番手、4番手、6番手、5番手、1番手、9番手」。前年の香港スプリント優勝馬ダノンスマッシュが最終4コーナー9番手から届いた昨年(重馬場)は格の違いで中団からねじ伏せたが、内有利に推移している年が多い。繰り上がり優勝だったとはいえ、ラチ沿いを粘り込んだ2020年の優勝馬モズスーパーフレアはその典型例。

 土曜はまだ内寄りの粘りが利いたのか。個人的な感想を素直に言わせていただければ、当初の予報からはもっと雨が降って「不良」までいくのでは? 内が急に掘れ、中〜外差しまで移行するのでは…と思っていた。最終12Rまで見た限り、そこまで悪化していない。少なくとも土曜に限っていえば、経済コースを避けて通るシーンはなく、内の粘りは利いた。

 参考までに、土曜は芝競走4鞍。優勝馬の最終4コーナーの位置は「9番手、3番手、3番手、3番手」。4R・3歳未勝利戦(芝1400m)は4コーナー9番手の3番人気サトノレギオンが突き抜けたが、このレースにしても逃げた5番人気タイゲンが2着に粘った。全体的には前優勢の流れだった

 最終12Rの4歳上1勝クラス(芝2000m)は前半4Fが超スロー、その後は1F11秒台が4F続き、ラスト2Fが12秒台に落ちる特殊な流れ。序盤10番手から向正面で一気に動いて先頭に立った8番人気レットミーアウトが内ラチ沿いで3着に粘った。序盤ハナから一は3番手に下げた勝ち馬ヘッズオアテールズは内から2頭目の辺りを伸びて勝った。土曜最終時点ではまだ経済コースを通る利を感じた。勝ち時計2分2秒7は通常の重馬場だろう。

 日曜は予報通りなら天気は回復する。高松宮記念の頃には「稍重」辺りまでは回復するのでは? まだ予断は許さないが、土曜のレースで極端に内が悪化しなかったことで、内優位に主導する可能性が高いと思う。中京1200mのコース傾向と現在の馬場を考えると、外枠の馬は決して楽ではない。日曜当日のレース傾向はくれぐれも確認していただければと思う。

【連載終了のお知らせ】
当コラムは本日の更新を持ちまして、連載を終了させていただくことになりました。長い間のご愛顧、まことにありがとうございました。

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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