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近年は従来とは異なる傾向

  • 2022年04月16日(土) 12時00分

どの前哨戦から勝ち馬が出ているのか…


 ここ3年、皐月賞は、最小キャリア3戦でしかも無敗の馬たちが優勝している。17年前のディープインパクト以来途絶えていたことが、この3年で一気に復活し、新しい時代を迎えていると言ってもいいだろう。

 この4戦目が皐月賞だった4頭の前走をみると、ディープインパクトが弥生賞、サートゥルナーリアとコントレイルはホープフルSで、昨年のエフフォーリアは共同通信杯だった。顕著なのは、GIに昇格して2年目のホープフルSを勝って3戦3勝とした2019年の皐月賞馬サートゥルナーリアに続き、コントレイルも同様に暮れの2歳GIを勝って長期の休養に入り、年明け初戦が本番だったこと。

 従来なら、マイルの朝日杯FSを戦い、ステップにトライアルを戦って本番というのが王道だったが、2000mのホープフルSが登場したことで、仕上がりの早いものはここで見通しを立てることが可能となり、このケースをたどる馬は今後も続きそうだ。

 そしてもう一点、昨年のエフフォーリアのように2歳の8月にデビューしながらも、十分にレース間隔をとり11月が2戦目、そしてさらに間をあけて、2月の共同通信杯が3戦目というローテーションで目標を達成した馬が出たことも大きい。

 こうした流れを振り返りながら今年の顔ぶれを見ると、ホープフルS以来3ヶ月半ぶりのキラーアビリティ、ジャスティンパレスに、共同通信杯1、2着のダノンベルーガ、ジオグリフ、朝日杯FSを勝ち従来のように弥生賞2000mで2着と本番への見通しを立てたドウデュースとこれを下したアスクビクターモアなどの弥生賞組と、有力どころははっきりしている。

 それ以外は京成杯、きさらぎ賞で皐月賞出走を可能にしたもの、それより遅れて若葉SやスプリングSで出走権利を得たものとなっている。当然、初めて対戦するものも多く、そこも見所のひとつだろう。

 こうした顔ぶれの中、2戦2勝で出走してくるダノンベルーガとイクイノックスには、最短キャリアの優勝という記録がかかってるし、さらに、11月の東スポ杯2歳S以来のイクイノックスには中147日という最長間隔での優勝という記録もかかっているのだが、果してどうだろうか。

 この10年、皐月賞馬を一番多く輩出したのは共同通信杯で5頭、ゴールドシップ、イスラボニータ、ドゥラメンテ(共同通信杯は2着)、ディーマジェスティ、エフフォーリアで、ホープルフルSが2年連続無敗馬のサートゥルナーリアとコントレイル。スプリングSがロゴタイプ、エポカドーロ(この馬は2着)、そして毎日杯のアルアインとなっている。

 どの前哨戦から勝ち馬が出ているか。改めて振り返ってみて今年に結び付けたい。尚弥生賞からは5頭の2着馬がでているので、ドウデュースを連軸馬として中心に考えてみたいと思うのだが、どうだろうか。

「ダービーへ 助走となるか この一冠」

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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