別定戦では斤量差がないことによって○○差が想像以上に縮まらない!?
牝馬限定重賞の【ハンデ戦】だった愛知杯や中山牝馬Sとは違い、【別定戦】となることが大きなポイントになる。前述のハンデ戦においては斤量差によって馬券購入者が見込んでいる以上に能力差を埋める結果になっている一方、この別定戦では斤量差がないことによって能力差が想像以上に縮まらないという結果になっている。
その影響を最も受けるのが4歳世代になるのがこの重賞のポイント。
4歳世代の成績が悪いことがよく分かる。
さらに単勝オッズ20倍の人気する馬を境に年齢別の成績を見てみると4歳馬の穴馬が厳しい結果になっていることが分かる。根本的に全馬買っても複勝118%と荒れる重賞の福島牝馬Sの中で4歳からは穴馬が全く走っていないというのは、サンプルが少ないながらもかなり特殊な結果だろう。
これは、別定戦の影響によって前走条件戦からの馬は斤量差による恩恵を受けることができないため能力面だけでの逆転が難しいことと、前走重賞組は中山牝馬S or愛知杯となるため、その殆どが斤量増になる。斤量差をもらいながらも中山牝馬S・愛知杯で足りなかった馬が別定戦になって好走するというのはかなり厳しい…ということがこの成績の差を示している。
また、牝馬でタフなロングスパート戦になりやすいことから、