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【天皇賞・春予想】買わないわけにいかない!! 長距離の妙味度が突き抜けている馬とは!?/第78回

  • 2022年04月30日(土) 12時00分
最強ステイヤーを決める一戦、天皇賞春。昨年2着のディープボンドか? 菊花賞馬タイトルホルダーか? 4連勝でダイヤモンドSを制した上がり馬テーオーロイヤルか? 軸にすべき馬を“妙味”の観点から紐解いていきます。
また、恒例の妙味度分析ではディープボンドに騎乗する和田竜二騎手の狙い方を解説します。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)

さすがテイエムオペラオーの主戦騎手


編集K3(以下、K3) 先週のマイラーズCでは「儲かる軸馬」に該当したホウオウアマゾンが2着に来ましたが、ヒモが抜けてしまいました。4着のベステンダンクとの組み合わせはワイドで代用していたので、ゴール前で膝から崩れ落ちました。

 残り200mを切ったところでは、ベステンダンクとホウオウアマゾンで決まるかと思いましたけどね。

K3 なんか今年はこういうのばっかりです。「儲かる軸馬」自体の成績は悪くないんですけど、ヒモがうまく噛み合いません。もし今週ハズれたらパワースポットめぐりでもしようかなと思ってますよ。

 行動制限もなくなりましたしね。

K3 「ヒモをつれてきてください」と言われたって神様も困るでしょうけど。

 そうかもしれませんね(笑)。

K3 さて、今週は天皇賞春です。予想オッズを見るとディープボンドが抜けた1番人気で、タイトルホルダーがそれに続くという形ですね。なので、恒例の妙味度解説はディープボンドに関係するものでお願いします。

 キズナの妙味度は阪神大賞典の回で解説したので、今回は和田竜二騎手にしましょう。電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』の和田竜二騎手のページはこのようになっています。

儲かる軸馬

特徴をまとめるとこのようになります。

・狙いはダートよりも芝
・距離が延びるほど妙味度が高い
・オープン、特に重賞の妙味度が高い
・新馬は積極的に買える

K3 「芝」「長距離」「重賞」の妙味度が高いというのは心強いですね。

 和田騎手の重賞勝ちの一覧を見ても芝の中長距離が目立ちます。

K3 重賞で人気馬に乗る機会はそれほど多くないですけど、信頼度は高いということですね。

 2017年以降の重賞で1番人気に支持されたのは6回あるんですが、馬券圏外になったのは1200mのCBC賞(2021年)だけです。中長距離では連対を外していません。

K3 やっぱりテイエムオペラオーでの7冠や、重賞8連勝は伊達じゃないですね。ものすごいプレッシャーの中であれを達成するって相当なメンタルの強さだと思います。

 ちなみに、和田竜二騎手がGIで1番人気になるのは、テイエムオペラオーの10回、阪神JFのロカ、昨年の天皇賞春のディープボンドの計12回ですけど、連対を外したのは2回だけです。

K3 その安定感を支えているのは、たぶん和田騎手の先行力ですよね。先行させてほしいなっていう馬に乗ったときに、ちゃんとスタートから出してくれますから。

 短距離の場合は馬の資質が大きいでしょうけど、中長距離だとある程度騎手の意思でポジションを取れますもんね。

K3 昔、和田騎手にインタビューをさせてもらったときに「出していくコツがある」とおっしゃっていました。企業秘密ということで詳しくは教えてもらえませんでしたけど。

 それが新馬戦の妙味度の高さにも出ているのかもしれませんね。新馬戦の場合、前に行ける馬が圧倒的に有利ですから。

K3 今回、大外枠から和田騎手がどういう競馬をするか楽しみですね。あ、「儲かる軸馬」になるかどうかはまだわからないんでした(笑)。

 そうですよ。では、予想1〜5番人気の総合妙味度を見てみましょう。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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