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【オークス予想】欧州の名血統馬がまとめて開花する可能性も秘めるオークス

  • 2022年05月20日(金) 19時00分
今週末はオークス!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
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穴は○○で実績を残す血が強調された馬?


 昨年、一昨年のオークスは前走芝2000m以上経験馬が複数馬券圏内に。いずれも人気以上の好走。昨年3着のハギノピリナは16人気。一昨年2着のウインマリリンは7人気。3着のウインマイティーは13人気と超人気薄。いずれの馬もJRAの芝2500m以上レース、あるいは欧州の長距離で実績を残す血が強調された馬。

 昨年の勝ち馬ユーバーレーベン、一昨年13人気で3着のウインマイティーの父はゴールドシップ。東京の芝GIは未勝利も芝3000m以上重賞や馬力の要求される阪神GIを何度も優勝した馬。昨年16人気で3着のハギノピリナの父はキズナ。自身も産駒も欧州芝中距離重賞を優勝。

 ここ2年の桜花賞は、馬場の高速化がよりいっそう進み、外から末脚を伸ばす馬には不利な馬場状態に。血統もスプリント指向の馬が有利になっています。一方オークスは、中距離でタメる能力が問われる競馬。競走馬は走る距離を知りませんから、スプリント指向の競馬を経験させてオークスの競馬に臨むのは不利。

 また、桜花賞戦線はスプリント指向が強くなったことにより、中長距離でスタミナを生かす血統馬は、桜花賞戦線で上位に走るのはますます困難な状況に。欧州競馬や長距離戦で結果を残す血統馬は、中距離戦線からオークスに臨むことで、有利なステップで出走権利を取ることになります。これにより、ここ2年のオークスはスタミナ豊富な血統馬が中距離戦線からオークスに出走して穴馬券を演出するのです。

 ルージュエヴァイユは母父がフランケル。欧州G1を席巻している超一流種牡馬でオークスでも産駒のソウルスターリングが優勝。祖母デインドリームは凱旋門賞を5馬身差のレコードで圧勝。翌年にはキングジョージも優勝。牝馬で両レースを制覇したのは初。母母父はロミタス。ドイツの長距離G1バーデン大賞を優勝。欧州指向のスタミナが問われる舞台なら屈指の潜在能力を秘めた血統構成。

 ホウオウバニラは父が欧州型で天皇賞春の勝ち馬タイトルホルダーも出したドゥラメンテ。母父も欧州型のアカテナンゴ。姉はオークスで3着のビッシュ。父も自身もドイツダービー馬。産駒のランドはジャパンカップも優勝。母父としてはワールドプレミアが天皇賞春を優勝。欧州指向の強い血統で、父も母父も天皇賞春で実績を残した馬。

 今年の牝馬クラシック戦線は、ここまで欧州指向のスタミナがほとんど問われなかったレースが続きました。欧州指向のスタミナが豊富な馬は潜在能力を出せていませんので、オークスのレース質によっては逆転するシーンは十分に期待できます。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のオークス予想はレース当日までにウマい馬券で公開!


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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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