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【日本ダービー予想】有力馬外枠揃いで全ての条件が整ったピースオブエイトが大舞台で躍進を見せる/倉本匠馬

  • 2022年05月27日(金) 18時00分

乗り方次第では上位陣を逆転するポテンシャルを秘めているピースオブエイト(c)netkeiba.com


展開予想
ミドルペース

《一言コメント》
 ビーアストニッシドとデシエルトなど逃げ馬と先行馬が揃っており、このレースらしく縦長でそこそこペースが流れるだろう。また、外を回るとかなり苦しいレースなので、好位勢と先行馬を中心に組み立てたい。さらに、有力馬が軒並み外目に集まっただけに、軸馬の選定がかなり難しくなりそうである。平均程度のペースになりそうなので、極端な瞬発力よりも全ての平均的な能力が求められそうでその辺りも把握した上で印を決めたい。

各馬の並び
逃げ
ビーアストニッシド
デシエルト

先行
セイウンハーデス
アスクビクターモア
ダノンベルーガ
キラーアビリティ
ロードレゼル

差し
アスクワイルドモア
マテンロウレオ
ピースオブエイト
プラダリア
オニャンコポン
ジャスティンパレス
マテンロウオリオン
ジャスティンロック
ジオグリフ
イクイノックス

追い込み
ドウデュース

Vポジション候補
コース替わりに加えて縦長の展開なので、
【先行馬と好位勢、直線外から飛んでくる差し馬】
としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1ダノンベルーガ
2イクイノックス
3ピースオブエイト
となりそうだ。

有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.イクイノックス
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は久しぶりを考えても価値のある走りで、相性の悪くない東京コースならば上積みもあるだろう。また、距離の心配もなさそうで、大外枠でもしっかりポジションを取れれば十分に戦えるはず。ここは上位評価が必要な1頭で、復調気配のあるルメール騎手ならば逆転の余地もあるであろう。

総合評価
B

2.ダノンベルーガ
展開◎ 馬場◯ コース◯
 前走は結果的に最内枠が大きなアダとなる敗戦で、共同通信杯の走りならば大舞台で巻き返しがあるはず。また、自在性のあるレースとコース替わりもベストで、川田騎手の継続騎乗も非常に心強い要素である。ここは本命最有力候補の1頭で、乗り方次第では突き抜ける可能性までありそうだ。

総合評価
B

3.ドウデュース
展開△ 馬場◯ コース◯
 前走は中山競馬場らしい敗戦で、結果的にはポジションと仕掛け遅れが響くレースであった。ただ、今回の東京替わりは条件として向きそうで、鞍上の手腕が問われる一戦となりそうである。実力面だけで言えば十分に勝ち負けできる逸材だけに、評価自体は難しいが相手には一応入れておきたい。

総合評価
C

4.ジオグリフ
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は枠や馬場含めて全てがこの馬向きのレースで、結果的には最高の騎乗であった。ただ、距離延長と東京替わりはマイナスの印象で、ポテンシャルでどこまで補えるかだろう。ここは若干マイナス点が多い印象で、ペースは向きそうであるが人気ほどの評価はしづらいところである。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.ピースオブエイト
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は逃げの手から上積みを感じるレースで、まだまだ底を見せていないことを踏まえても脅威的な存在である。また、自在性のある競馬と内目の枠もベストで、乗り方次第では上位陣を逆転するポテンシャルを秘めている。ここは相手に必ず入れたいところで、頭まであると見ているので注目して欲しい。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。逃げ馬がそれなりに揃ったメンバー構成で、展開面が結果に与える影響は限りなく大きそうである。

 また、外目に有力馬が集まったので、それぞれの取り扱いがかなりのポイントとなりそう。人気馬の中でも明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択して、馬券を上手く組み立てたいところ。

 2021年のGIは回収率150%と絶好調の結果を残すことが出来たので、先週の平安ステークス的中で波に乗る重賞でギアを上げて高配当を狙っていきたい。

 ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、春の大舞台をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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