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【安田記念予想】GIの中でも人気薄馬の3着以内が多い安田記念

  • 2022年05月31日(火) 12時00分

年に1頭弱のペースで馬券に絡んでくる単勝○倍以上の穴馬


 安田記念が行われる東京芝1600mは紛れの起こりにくいコースに思えるが、実際には人気薄馬がけっこうきている。過去10年の安田記念では単勝10倍以上の馬が17頭馬券に絡んでおり、うち9頭は単勝20倍以上だった。

 これは他のGIと比較してどうなのか。同期間(2012〜2021年)に行われた「牡馬が出走できる古馬平地GI」(GIになって間もない大阪杯は除く)について調べると以下のようになる。

回収率向上大作戦


 安田記念は単勝10倍以上の馬が馬券に絡んだ数で単独トップ、20倍以上が絡んだ数でも最多タイということになった。単勝オッズは一本かぶりか人気割れするかで話が変わってくる(人気割れするレースのほうが単勝10倍未満馬の1〜3着が多くなる)が、仮に人気順で見ても結論が大きく変わるものではない。

 単勝20倍以上でも年に1頭弱のペースで馬券に絡んでいるわけだから、そのくらいの人気薄を軸にして3連複・3連単マルチでいくくらいの思い切りがあってもよいだろう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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