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【安田記念予想】安田記念は短距離指向の経験が生かせる血統を狙う

  • 2022年06月03日(金) 19時00分
今週末は安田記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
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中距離で経験を積んだ馬が不利になる傾向


 血統は馬柱の分析にコクを与えるツール。戦歴と血統によって競走馬のレース適性を分析することもできるツールです。

 競走馬は走る距離を知りませんので、レースを迎えるまでの経験によって発揮できる能力は変わります。安田記念は1400mよりも短い距離を経験して実績を収めた馬に有利になりやすく、中距離指向の経験を積み重ねた馬には不利になりやすい傾向が見られます。

 安田記念は例年、マイルGI実績馬はもちろん、芝1200mGI実績馬と芝2000mGI実績馬も集結するレース。1200mと2000mはいずれも1600mとは400mの距離差。そして、安田記念は2000mGI実績馬が中距離で発揮したパフォーマンスをフルに発揮できないケースが目立つのです。

 その典型例がアーモンドアイ。2020年は1人気で2着。19年も1人気で3着。ジャパンカップよりもパフォーマンスを大幅に下げました。

 アーモンドアイが力を発揮できなかった2020年に勝ったのはグランアレグリア。2000mのGIタイトルはなく、芝1200mGIを勝利した馬。19年のインディチャンプもスプリントGIでは3着の実績があるものの、芝1800m以上重賞は未勝利。

 アーモンドアイ以外でも中距離指向の馬でパフォーマンスを落とした馬は枚挙に暇がなく、2018年もジャパンカップ、大阪杯を勝ったスワーヴリチャードが1番人気で3着。2番人気で6着のペルシアンナイトも皐月賞では連対実績馬。ともに1400m以下へ出走した経験すらない戦歴でした。スプリント指向の経験をすることで当レースにマッチする血統を狙うのが安田記念の傾向といえるでしょう。

 ソングラインは1800m以上への出走経験もない短距離指向のキャリアを積んだ馬。前々走はサウジの1351ターフスプリントを優勝。父はキズナ。ディープインパクトとストームキャットの配合馬。昨年当レースを勝ったダノンキングリー、2017年に勝ったサトノアラジンもディープとストームキャットの配合馬。どちらの馬も芝2000m以上GIは未勝利。

 母父シンボリクリスエス。当レースでは産駒のストロングリターンが当時のレコードタイムで優勝。そのストロングリターンも前走で芝1400mを経験。芝1800m以上重賞は未勝利。父も母父も短い距離での実績を積めば、安田記念にフィットしやすい血統構成です。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の安田記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!


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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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