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【北村友一×藤岡佑介】1年1か月ぶりの復帰目前「あの衝撃たるや…体がクシャっと」/第1回

  • 2022年06月08日(水) 18時02分
“with佑”

▲11日に復帰! 北村友一騎手が登場(撮影:桂伸也)


11日の中京競馬場で、実に1年1か月ぶりの実戦復帰をはたす北村友一騎手。復帰目前に、「with佑」のゲストに来てくださいました。

昨年5月に落馬負傷し、全身10か所以上を骨折。それも頸椎、胸椎、腰椎…という、まさに体の中枢でした。それもそのはず、ジョッキー仲間から見ても「嫌な落ち方」だったそう。

そのシーンを目の当たりにした佑介騎手は不安を感じ、浜中騎手と共にすぐさま救護室に駆けつけました。そこで、ふたりが目にした光景とは…?

(取材・構成=不破由妃子)

周囲の馬の動き、落ちるまで…「全部覚えてます」


──北村さん、現場復帰おめでとうございます。

北村 ありがとうございます。帰ってくることができました。

佑介 調教に乗り出してまだ日が浅いけど、体の感覚はどう?

北村 まだ体が動かないなぁ、背骨が動かないなぁっていう感じです。トレーニングを始めてから背骨にばかり集中していたので、胸椎の何番が動いてないとか自分でわかるんですよ。動かしたいところが動いていなくて、その上が動いちゃってるなぁとか。

佑介 ケガをしたことで背骨の動きがわかるようになったの?

北村 もちろんです。

佑介 それはケガの功名やな。スキージャンプの小林陵侑選手は、背骨を自由自在に動かせるようになってから飛躍的に成績が上がったらしいから。

北村 僕はまだまだですけどね。なにしろ、ジョギングやジャンプができるようになったのがここ1カ月で、それまでは体全体を使ってのトレーニングは全然できていなかったので。できるようになってからは、ホンマにトレーニング三昧です。

佑介 もともと人一倍やってたもんな。

北村 はい。さらに拍車が掛かって、もうトレーニングしかしてないです(笑)。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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