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【マーメイドS予想】マーメイドSはディープの血に米国血統を強化した配合馬

  • 2022年06月17日(金) 19時00分
今週末はマーメイドS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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配合でスピードを強化された馬が走りやすい舞台


 2018年〜20年は、ディープインパクト産駒が3年連続で連対。18年優勝のアンドリエッテは10人気。19年2着のレッドランディーニも10人気。そして昨年はディープが父のキズナ産駒シャムロックヒルが10人気で優勝。

 同コースで行われた今年の大阪杯もディープ産駒のポタジェが優勝。2着もディープ産駒で同レースを昨年優勝したレイパパレ。阪神芝2000m重賞は「JRA主流スピード」の礎でもあるディープインパクトの血を持つことが有利な舞台。

 また、大阪杯も母父米国型が1、2着(国別血統タイプはスマート出馬表(無料)を参照)昨年の勝ち馬シャムロックヒルも母父米国型。センテリュオ、レッドランディーニ、アンドリエッテもすべて母父が米国型。ディープインパクトに米国のスピードを強化された馬が走りやすい舞台設定。

 阪神芝もゴール前に坂はありますが、プリンスオブウェールズが行われたイギリスの高低差に比べると緩いもの。高低差とコースの作りはケンタッキーダービーの舞台の方がプリンスオブウェールズよりは、まだ近いでしょう。もちろん、阪神芝2000m自体は欧州とも米国とも一線を画する前提があった上ですけれども。ということで、米国由来のスピードを日本向けにアレンジされた血統馬。つまり、ディープに米国要素を強化した配合馬が走りやすいのでしょう。

 このように、わざわざ、まわりくどい考え方をするのは、日本はそもそもオリジナルの血統は存在せず、主にアメリカ由来と欧州由来の血統をミックスさせて作られているから。接戦から抜け出す馬を選別する最後の決め手は欧州、米国どちらの血が強化されているか? が重要になるケースは多いのです。

 マリアエレーナは母父ディープインパクト。父は米国型のクロフネ。小系統はヴァイスリージェント系。父と母父がヴァイスリージェントとディープインパクトで配合されているのは、ポタジェ、レイパパレと同じ。ディープの孫で配合全体は米国要素が強い配合指向は昨年の勝ち馬シャムロックヒルと近いです。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のマーメイドS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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