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【七夕賞予想】特殊な競馬になりやすいレースだけに、「福島」の妙味度に注目!!/第88回

  • 2022年07月09日(土) 12時00分
近年の七夕賞は1番人気が毎回のように飛んでいます。ハンデ戦であることに加え、直線が短い福島ゆえに仕掛けのタイミング次第ではゴール前で大きく着順が入れ替わります。今年は、宝塚記念を賞金不足で除外されたヒートオンビートの出走に注目が集まっていますが、妙味度からはどのような評価になるのでしょうか? キングカメハメハの妙味度解説を交えながら、予想していきます。(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)

オールマイティな種牡馬でも、妙味度にはクセが出る


編集K3(以下、K3) 今週は七夕賞をお願いします。予想1番人気は天皇賞春で4着だったヒートオンビートのようですね。

 最近の実績を見れば順当でしょうね。重賞で2、3着ばかりですが、もし勝っていたらトップハンデになっていたでしょうね。

K3 恒例の妙味度解説はヒートオンビートに関するものでお願いします。

 キングカメハメハはどうでしょうか?

K3 いいですね。3歳が最後の世代になりますけど、まだまだ産駒が活躍していますもんね。今年もルビーカサブランカ(愛知杯)、スタニングローズ(フラワーC、オークス2着)、エリカヴィータ(フローラS)、ボッケリーニ(目黒記念)が重賞を勝っています。

 後継のロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップも成功していますし、やはり偉大な種牡馬ですね。では、電子書籍『中央競馬 妙味度名鑑 2022』のキングカメハメハのページを見てみましょう。

儲かる軸馬

特徴をまとめると以下のようになります。

・芝よりダートのほうが妙味がある
・どの距離も妙味度は平均的
・雨が降って軽くなったダートも良い
・新馬とオープンでは過剰人気傾向
・3歳、4歳の妙味度が高い

K3 芝よりもダートなんですね?

 芝ダート兼用ですけど、芝は2015年くらいから回収率を落としているんですよ。一方、ダートはずっと回収率が高いままです。

K3 ダートでもベルシャザール、ホッコータルマエ、チュウワウィザードというチャンピオンを出していますけど、ダートは過剰人気しないんですね。

 芝でもダートでも短距離でも長距離でも強いオールマイティな種牡馬ですけど、競馬ファンの投票傾向でクセが出ているということです。

K3 新馬やオープンで過剰人気するというのも、「キンカメ産駒だし大物かも」と期待する人が多いからでしょうね。

 ダートの未勝利や条件戦で狙うのが基本と考えていいでしょう。

K3 じゃあ、ヒートオンビートの妙味度は高くならないかもしれませんね。

「福島」の妙味度が高いですし、騎手と厩舎を含めた総合妙味度が100を超える可能性は十分ありますよ。

K3 では、予想に移りましょう。

 わかりました。予想1〜5番人気の総合妙味度はこのようになっています。

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卍

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2007-2009年の3年間で、28億7000万円の馬券を購入し、払戻金30億1000万円を得たことで大阪国税局に告発され、単純無申告の罪で起訴された、俗にいう“外れ馬券裁判”の当事者。2004年に、高回収率を期待できる馬を抽出する独自の指数“卍指数”をもとに、パソコンで自動購入を行う錬金システムを構築。その後、2ちゃんねるの競馬板で豪快な馬券を当て続け、伝説となっていた。

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