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【函館2歳S予想】増えるのがいい? 減るのがいい?

  • 2022年07月12日(火) 12時00分

絞れての減か充実しての増なのか


 函館2歳Sといえば、新馬戦を勝って臨むか新馬負け→未勝利勝ちで臨むのが普通。キャリア1戦か2戦がほとんどだ。

 そんなデビューしたての馬が函館2歳Sに出走する場合、馬体重減で臨むのと馬体重増で臨むのはどちらが良いのだろうか?

 使って絞れてより能力を発揮できると考えることもできるし、使ってなお馬体重が増えるほど充実しているほうがよい、と考えることもできる。どちらが正しいのか?

 過去10年のデータがこちら。

回収率向上大作戦


 勝率・複勝率で見るとそれぞれの差は小さい。しかし回収率が高い=穴を出しているのは前走と同体重か今回増だ。

 このところ函館2歳Sでは未勝利馬が馬券に絡んだりかつては弱かった前走1000m組から優勝馬が出たり波乱が続いているので一時的なことという可能性もあるが、取捨で迷うときに踏ん切りをつけるきっかけにしてもよいだろう。

 我々が予想を出すときには利用できないデータだが、プライベート馬券でヒモを1頭足す、くらいのシーンでは自分でも利用してみたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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