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【アイビスSD予想】直線コース唯一の重賞 筆者も楽しみにしているレース

  • 2022年07月29日(金) 18時00分

韋駄天S組は好走馬を素直に評価したほうがよい


 アイビスSDは直線コースで行われる唯一の重賞。筆者も楽しみにしているレースだ。

 マリアズハートは韋駄天Sを勝ってきた。韋駄天S組は好走馬を素直に評価したほうがよい面があるので、その意味では人気になるのも自然なことではある。ただ枠が6番枠だったのと、先行力のあるタイプでないことは問題。韋駄天Sは16番枠、昨年のルミエールオータムダッシュも16番枠からの勝利だった。

 オールアットワンスは昨年の勝ち馬で持ち時計上位だが、こちらは3番枠を引いてしまった。昨年は14番枠。この枠からだと積極的に出していかざるをえないが、最近はそういう競馬をしているわけではないのでできるかどうか。

 ヴェントヴォーチェは上位人気組では良い枠を引いた。3歳1勝クラスでこのコースの勝利歴もある。このところ差しにシフトしているので前半離されないように追走したい。

 ライオンボスはこのコースのヌシ的な存在だが、7歳で1番枠という点は少しひっかかる。ただこのコースでこの馬を無印にするのも怖い。個人的には△くらいかと考えている。

 トキメキは昨年も4着だし、その当時よりいまのほうが充実している。前走準オープンの1000直からここで好走した例はあまりないが、枠も悪くない12番枠なので好走もありうる。

 今村騎手騎乗で話題のオヌシナニモノは、このコースでしばしば好走があるダート短距離の先行馬なので注目したい存在。2〜3番手で進められればチャンスはある。ただ韋駄天Sで7着だったので、本命対抗レベルまでは推せない。

 シンシティもダート短距離タイプ。前走の韋駄天Sは5番枠からで3着。斤量は前走52キロ→今回54キロだからそこは弱みだが、17番枠を引いたことでかなり有望な空気になってきた。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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