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キーンランドCも北九州記念と同じアプローチで

  • 2022年08月26日(金) 19時00分
今週末はキーンランドC!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

先週の北九州記念と同条件だが…


 先週は今週末に行われるキーンランドCと同じ芝1200m重賞、北九州記念をウマい馬券で公開している予想でも的中。

 個人的には、先々週のジャックルマロワ賞の的中の方が予想へ向けての準備、概念の構築なども含めて達成感はあったのですが、実入りは北九州記念の方が大きなことに。馬券もそうですが、競馬への満足度はお金だけでは測れないものです(笑)

 北九州記念の勝ち馬ボンボヤージ。2着のタイセイビジョンはいずれも「父が欧州型で母父が日本型(サンデー系)」。この配合を重視すれば本線で狙えます。(出走馬の国別血統タイプはスマート出馬表を参照)

 もちろん、この血統バイアスを読んで当てる準備は必要ですけれども、ジャックルマロワ賞の準備に比べれば楽なもの。だから実入りと達成感は別というわけです。

 北九州記念のもうひとつポイントは、前哨戦のCBC賞とは同じコースだけれども、要求された能力の方向性がまったく違う次元になっていたこと。

 CBC賞は1、2、4着馬はすべて父か母父が米国型。日本型の伸びも欧州的な馬力も強く要求されなかったレース。

 圧勝したテイエムスパーダ(当時は本命)は父が米国型。母父が欧州型の配合馬。日本型の伸びと欧州型の馬力を薄める配合によってレコードタイムで走るスピードの持続性を獲得しています。

 一方、北九州記念の1-5着馬で人気よりも走った3頭はすべて父と母父が欧州型と日本型の組み合わせ。CBC賞とは問われる能力が一変しました。

 CBC賞で父か母父が欧州型と日本型の組み合わせながら4着以内に走ったのはタイセイビジョンのみ。不利な血統バイアスを克服しての3着は、CBC賞組の中では絶対能力が上位の証。北九州記念はCBC賞組の中では最先着するだろう。と予想した次第。

 さて、キーンランドCで先週の北九州記念を話題にしたのは、同じ芝1200m(しかも同コース)でも馬場状態によって、有利な血統はガラッと変わる事象を参考にしていただきたいことに加えて、キーンランドCも「欧州型&日本型」で父と母父が構成された配合馬が向きそうだからです。

 先週、先々週の札幌芝1200mは5レース施行。父と母父が欧州型と日本型で構成された馬が複数馬券圏内に入ったレースは4レース。

 過去2週の先週の札幌芝1200mで父か母父米国型で単勝10倍以内の人気に支持された馬は複勝回収率40%。複勝率27%と低アベレージ。

 一方父と母父が欧州型と日本型の配合馬(日本型×欧州型も含む)で単勝10倍以内の人気に支持された馬は複勝率64%。複勝率132%と高アベレージを示しました。それぐらい、血統によって発揮できる能力が大きく変わる馬場。

 ジュビリーヘッドは父が欧州型のロードカナロア。母父が日本型のディープインパクト。ボンボヤージと父と母父が同じ。

 トウシンマカオは父が欧州型のビッグアーサー。母父が日本型のスペシャルウィーク。先週までの札幌芝1200mに最適の配合。

 前走のNHKマイルCは勝ち馬のダノンスコーピオンが母父米国型。18人気で3着のカワキタレブリーも父米国型。欧州型が得意とする馬力競馬からは遠いレース質。今回は先に述べたように欧州型×日本型の配合馬が得意とする馬力と伸びが問われそうなので巻き返すのではないでしょうか。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のキーンランドC予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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