中山内2000の秋華賞TRだが後傾ラップでマイラーが勝つことも
中山内2000で行われる秋華賞トライアル。過去5年の紫苑Sの前後半ラップの平均は60.7-58.6。だいたいスローの後傾ラップになるので、ここ2年はファインルージュにマルターズディオサと、古馬になってマイラーに完成したような馬が勝っている。この2頭はキズナ産駒というのも共通。中山内回りの重賞らしくロベルトの血を引く馬の好走も目立ち、21年2着スルーセブンシーズと19年1着パッシングスルーは母スルーオールの姉妹だが、スルーオールの父クロフネにはロベルトの血が入る。(解説:望田潤)
サークルオブライフ ハーグリーブスやベルクリアの姪で、トレンドハンターやスティールパスなども近親。ビリーヴも同牝系だ。母シーブリーズライフはヘイロー3×4とカーリアン3×4をもち芝短距離で3勝。エピファネイア×アドマイヤジャパンだから中距離×中距離だが、母母はマイラーというのはエフフォーリアやデアリングタクトと同じ構造だ。オークスはゴチャついて後ろから、直線もらしい伸びが見られないまま。エピファ産駒だが母方の影響も強くマイラー寄りの資質なのかも。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
サウンドビバーチェ プリンセスムーンやメイショウメイゲツの半妹で、母スクービドゥーはドルメーロ賞(伊G3・芝1600m)勝ち馬。牝祖シャントゥーは独オークス馬で、ここから