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【浜中俊×藤岡佑介】「GIを意識している」ナムラクレアと挑むスプリンターズSを目前にした特別対談!/前編

  • 2022年09月21日(水) 18時02分
“with佑”

▲浜中俊騎手とスプリンターズSを前に特別対談!(撮影:桂伸也)


秋のGIシーズン開幕を前に、この夏北海道で大活躍だった浜中俊騎手がゲストに来てくれました。函館スプリントSと函館記念を制し見事サマージョッキーズシリーズチャンピオンに輝いた浜中騎手に活躍の裏側と、スプリンターズSへ向かうナムラクレアについて伺います。

実は函館と札幌を通して滞在するのは初めてだった浜中騎手、それでいてのこの活躍を佑介騎手は「ハマちゃんは馬の能力分析がめっちゃ正確だから」と話します。そんな前編では互いにしのぎを削った函館スプリントSの回顧から、ナムラクレアのローテの裏側まで…。いよいよ来週に迫ったスプリンターズSを前に特別対談をお届けします。

(取材・構成=不破由妃子)

ナムラクレアは短距離にシフトすることが決まっていたので


佑介 ハマちゃん、サマージョッキーズシリーズ優勝、おめでとう。

浜中 ありがとうございます! 最終日は対象レースの騎乗がなくて、結果を待つことしかできなかったんですけど、正直、誰がどうなったら逆転されるのか、あんまりよくわかってないままドキドキしていて…。レースが終わったあとも、「で、どうなったん?」みたいな(笑)。

佑介 俺もnetkeibaのニュースでハマちゃんが優勝したことを知った(笑)。

“with佑”

▲サマージョッキーズシリーズを優勝した浜中騎手(左は鮫島克駿騎手・撮影:下野雄規)


──接戦でしたものね。浜中さんにとっては5年ぶりの函館滞在で、函館、札幌を通しての参戦は今年が初めて。例年とは違う夏だったわけですが、収穫の多いシーズンだったのではないですか?

浜中 そうですね。函館で重賞をふたつも勝たせてもらって(函館スプリントS・ナムラクレア、函館記念・ハヤヤッコ)。

佑介 デビュー以来、3回しか滞在していないのに、もう函館の重賞コンプリートだもんな。

──函館2歳Sは、2017年にカシアスで勝っていますからね。あっさりコンプリート。

佑介 函館と札幌は、毎年のように滞在して勝ちパターンをわかっているジョッキーが強い傾向があるんですけど、ハマちゃんの場合

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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