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【天皇賞・秋】東西のスポーツ紙記者が秋の盾を占う 混戦ムードを断ち切る貴重な情報満載!/前編

  • 2022年10月25日(火) 18時03分
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▲デイリー井上記者(左)と東スポ藤井記者(右)が天皇賞・秋を予想!


遂に今週末に迫った天皇賞・秋、昨年のような絶対的な主役がおらず混戦ムードが漂っています。そこで東西のスポーツ紙記者をお呼びしリモート対談を実施。デイリースポーツ井上達也記者(栗東)、東京スポーツ藤井真俊記者(美浦)のおふたりが今年の秋の盾を占います。

前編では、実績最有力のシャフリヤールと今年のクラシックを賑わせた3歳馬の近況について。するとトレセンをよく知る記者のみぞ知るジョッキーや陣営からの貴重なコメントが連発し、「これは重い印を打たざるを得ませんね」とおふたりの印にも影響が! そんな馬券の予想に役立つこと間違いなしの濃い内容を前後編にわけてお届けします。

(取材・構成=松山崇)

※この取材は、10月19日(水)に行われました。

この取材に合わせて、助手さんに電話で話を聞きました


──天皇賞・秋に向けて、東西の記者の方にお集まりいただきました。井上記者、藤井記者、今日はよろしくお願いします。早速ですが、今年の天皇賞・秋の印象から伺えますか?

井上 古馬のトップホースがこぞって引退したため、過渡期にあるなぁという印象です。今年の登録馬で、昨年の天皇賞・秋に出走していたのが6着のポタジェと16着のカデナだけというのも、それを物語っていますよね。活きのいい3歳馬が揃って出てくるのも「菊花賞よりも天皇賞」という近年のトレンドを象徴している気がします。

藤井 おっしゃる通り、タイトルホルダー以外にスターホースが不在という現状で、ここを勝った馬がジャパンカップ、有馬記念に向けて、スターホースの階段を登っていくのではないでしょうか。あと、今年の注目は展開面ですよね。パンサラッサとジャックドールが再び相見えるので、ハイペースから直線では内外に広がっての熱い攻防が期待できそうです。

──では、ここからは有力馬について個別に聞いていきましょう。まずは昨年のダービー馬で今年のドバイシーマクラシックも制したシャフリヤールからお願いします。

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▲昨年のダービー馬シャフリヤール(撮影:下野雄規)


井上 今日(10月19日)が一週前追い切りでした。騎乗した福永騎手は「過去イチにいい。身のこなしが軽くなって完成したんじゃないかな」と。福永騎手のジャッジは的確なので、信頼してよいでしょう。馬券ファンが気になるのは帰国初戦という点だと思いますが、藤原調教師も「海外遠征を経験して大人になった」とおっしゃっています。確かに、以前は馬場入りの際にうるさい仕草をみせることもあったのですが、今はそういう面が解消されて、その一方でしっかり闘争心も感じる…非常にいい雰囲気ですね。

藤井 美浦で取材する人間としては、やはり海外帰りなので状態面に付け入る隙があるのでは? あったらいいな! と思っていたのですが、井上さんのお話を聞くと、これは重い印を打たざるを得ませんね(笑)。

──大目標はジャパンカップで、ここはその叩き台なのかなという印象を持っていました。

井上 もちろん(天皇賞とジャパンカップの)2つ取るのは簡単じゃないので、ここを使ってジャパンカップでベストの状態に持っていく算段でしょう。ただ、これだけの馬ですから、ベターの状態であれば十分だと思います。

──続いては3歳勢について伺います。関東から有力な3歳馬が3頭登録していますが、なかでも人気最上位に支持されそうなのがイクイノックス。この馬は菊花賞を目指すのかな? と思っていました

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