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【京王杯2歳S予想】要注意の牝馬と対する男馬

  • 2022年11月04日(金) 18時00分

ファンタジーSの方が出走の意味は大きいと思えるが…


 東京の「京王杯2歳S」には、「ファンタジーS(同じ1400mの阪神の牝馬限定戦)」にも登録していた牝馬が、こちらに5頭も回ってきた「エナジーチャイム、サイモンオリーブ、シェーンプリマー、マーブルマカロン、ミスヨコハマ」。

 ファンタジーSは牝馬同士の12頭立て。京王杯2歳Sは牡馬が含まれる18頭立て。5頭は関東馬ばかりなので、相手、コース形態、騎手などの理由もあるが、あえての直前輸送を嫌ったかもしれない。賞金加算を目標に未来展望が桜花賞なら、強敵はいてもファンタジーSの方が出走の意味は大きいと思えるが…。ただ、エナジーチャイム(父エピファネイア)の場合は、連続してルメール騎手を確保できたからか。牝馬ではこの馬に要注意。

 男馬ロンドンプラン(父グレーターロンドン)の前回の勝ち方は衝撃的だった。同じ日、未勝利戦を1分07秒9「32秒9-35秒0」で逃げ切ったペースセッティングも素晴らしいが、ロンドンプランは落鉄、影響してスタートでの大出遅れがありながら、「35秒0-33秒1」で1分08秒1。まともに競馬をしたのは直線だけだった。

 4代母ロイヤルコスマーは、桜花賞2着馬。父グレーターロンドン(その父ディープインパクト)は、中京記念など全7勝中の6勝がマイル戦。オークス馬ダイワエルシエーロの4分の3同血の弟であり、この姉弟の母は桜花賞2着のロンドンブリッジ。今回の1400mの方がずっと合う。大外枠は不利だが、カバーできるはずだ。

 相手の筆頭としたいヤクシマの父は芦毛のHavana Greyハヴァナグレー。3代父はGalileoガリレオだが、5ハロンで6勝もしているスプリンター。半姉も短距離型なので、この距離で結果を出したい。

 次いで好調教のスピードオブライト(父ロードカナロア)、前出のペースセッティング。以下エナジーチャイム、ブーケファロス、オオバンブルマイなど、相手は手広くいきたい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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