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【ジャパンC予想】牝馬優勢、6歳上は連対ゼロ 外国馬は高速馬場に苦戦が例年の傾向

  • 2022年11月20日(日) 18時00分
過去10年のJCにおいて、6歳以上は[0-0-1-47]と連対ゼロ。5歳時に連対したシュヴァルグラン、サウンズオブアース、ラストインパクト、トーセンジョーダンも翌年は着外に終わっている。グランドグローリー、カラテ、シャドウディーヴァ、ハーツイストワール、ボッケリーニ、ユニコーンライオン、リッジマンなどにはイヤなデータ。

性別では牝が優勢で牡セン[5-8-9-121]牝[5-2-1-15]。外国馬はここ10年[0-0-0-28]で、掲示板に載ったのはグランドグローリー(21年5着)とアイダホ(17年5着)とドゥーナデン(13年5着)だけ。上がり3位以内をマークしたのもこの3頭に加えてイキートス(16年7着)だけで、日本の高速馬場への適性のなさが浮き彫りになっているといえよう。(解説:望田潤)


ヴェラアズール
アヴェンチュラ、トールポピー、フサイチホウオー、ナサニエルの甥で、エルカスティージョのイトコ。母母アドマイヤサンデーは阪神牝馬特別2着。牝祖マデリアは仏オークス馬。父エイシンフラッシュはダービーと秋天に勝ちオニャンコポンやタマモメイトウなどを輩出。大型で伸びのある体型で、母父クロフネのパワーも受け、戦績どおり大箱ベター、坂コースベターの中距離馬。エイシンフラッシュ産駒だけに京都大賞典のように外に出したほうが伸びる感じはありそう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

ヴェルトライゼンデ
ワールドプレミアやワールドエースの3/4弟で、欧G1を3勝したマンドゥロの甥。母マンデラは独オークス(独G1・芝2200m)3着で、母方にはドイツ血脈とハイペリオンのスタミナが強い。しなやかかつ重厚な体質は兄たちと似て、ワールドプレミアのような距離適性や成長曲線になるだろうと予測してきた。オールカマーは

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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