2歳牝馬の頂点に立ったリバティアイランド(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、来春のクラシックレースに直結する2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズです。1番人気馬が勝利するも、2〜5着馬が二桁人気という難解な一戦を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、展開派の倉本匠馬氏です。
まずは1番人気勝利のリバティアイランドを、「前走はかなり窮屈な競馬が強いられましたし、まだまだ伸び代を感じるレース」「阪神外回りコースはベストの舞台」「完成度含めても2歳のトップクラス」と高く評価して本命に推します。さらに12番人気2着のシンリョクカも「オススメの穴馬」に抜擢。「阪神外回りコースとの相性も良さそう」「あっと言わせるポテンシャルは十分にありそう」と馬券的な妙味を追求しました。
そして結果は、3連単1784.6倍を筆頭に、単勝、馬連、馬単と重ねて的中。22万円超の大きな払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。
もうひとりは、驚愕のリサーチ力を誇る勝俣テツヤ氏です。
おなじく本命にリバティアイランドを指名しつつ、注目は「デビュー戦がかなりのインパクト」と抽選突破の1戦1勝馬シンリョクカを強く狙ったことでしょう。初戦の内容を「上がり3ハロン33秒4はメンバー最速で、それでいてゴール前は余裕があった」と分析し、ある意味、本命馬以上とも思える扱いとしたのです。
馬券は、そんなシンリョクカの複勝9.1倍を1,000円購入。さらに勝負の3連複649.6倍もきっちりと的中させました。
予想結果は
こちら。