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【有馬記念】「一言で表すなら“次元が違う”」東西のスポーツ紙記者が暮れのグランプリを予想!【前編】

  • 2022年12月22日(木) 18時01分
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▲左から報知山本記者、東スポ藤井記者、デイリー井上記者


日本ダービー、天皇賞(秋)でお届けしたスポーツ紙記者による予想座談会が暮れのグランプリで再び登場! 前回に引き続きデイリースポーツ井上達也記者(栗東)、東京スポーツ藤井真俊記者(美浦)のお二方に加え、スポーツ報知山本武志記者(栗東)が再登場し、今回は3名の記者で予想を繰り広げます。

前回の天皇賞(秋)から一転、今年の古馬戦線を賑わせた主役候補が勢揃いという超豪華メンバー。前編ではnetkeibaの想定人気から上位3頭を取り上げます。これまで数々の名馬を見てきた競馬記者に「あのオルフェーヴルやディープインパクトに匹敵する」とまで言わしめる本命候補とは一体…。

(取材・構成=松山崇)

※この取材は、12月20日(火)に行われました。

今年の有馬記念のテーマは“展開面”


──天皇賞(秋)に引き続き、競馬記者の方にお集まりいただきました。前回、登場していただいた井上記者、藤井記者に加え、今回はスポーツ報知の山本武志記者にもご参加いただきます。皆様、どうぞ、よろしくお願いします。さて、有馬記念の出走予定馬が出揃いましたが、まずは顔ぶれをみて、一言いただけますか?

井上 現状で望み得る、ほぼベストメンバーが出てきてくれたように思います。ただ、今回は長期休養明けや凱旋門賞帰りの馬もいるので、直前の追い切りまでチェックして、しっかり体調面を見極める必要があるでしょう。あとは枠ですよね。とにかく有馬記念は枠順が明暗を分けるので、枠順が決まるまではなかなか断定的なことを言いにくいです。

山本 今年は、僕が競馬記者として取材を始めてから初めてと言っていいぐらい、関東に有力馬が揃っているんですよね。これまでは関西馬が主役という年がほとんどだったので、少し不思議な感覚です。井上記者もおっしゃったように、美浦の有力馬に関しては、状態面が気になる存在が多いので、その辺りを藤井記者にも聞いてみたいと思っています。

藤井 関東に有力馬が多いのはその通りなのですが、今年の牡馬クラシックもドウデュース以外は関東馬が上位を占めていましたからね。もう、慣れました(笑)。これからは美浦の時代ですよ!

 “今年の有馬記念”というテーマなら、展開面が鍵を握るでしょうね。去年はパンサラッサという速いペースで飛ばす馬がいましたが、今年は不在なので、タイトルホルダーが自分のリズムで運びやすいだろうと想定しています。

山本 同感です。メンバーを見たところ、これほどの名馬に失礼な言い方になってしまいますが、「タイトルホルダーに展開利がかなりありそうだな」と思いました。タイトルホルダーが勝つレースでは、ある程度の位置につけていた馬たちがなだれ込んでいる印象があるので、それは今年の有馬記念を考える上でのひとつの指標になるのではないでしょうか。

──では、ここからは有力馬について、取材の感触や情報を交えながら解説していただきます。本日時点(取材日:12/20)でのnetkeiba.comの想定人気順に6頭伺いますね。まずは、想定1番人気のイクイノックスからお願いします。

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▲想定1番人気、天皇賞(秋)覇者のイクイノックス(撮影:下野雄規)


藤井 イクイノックスは担当厩舎の馬で、ダービーでも天皇賞(秋)でも◎を打ちましたし、大体、掴めていると自負していますが、一言で言えば

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