スマートフォン版へ

【全国リーディング獲得!】ここまできたら騎手大賞を獲りたい! 自分の欲と向き合った3カ月間の本音──「疲れました…(苦笑)」(月刊 川田将雅)

  • 2022年12月30日(金) 18時01分
VOICE

▲ついに頂点へ…川田騎手がその思いを語ります (撮影:福井麻衣子)


12月28日をもって、JRAの2022年全開催が終了。その瞬間、川田騎手の「全国リーディング」が確定。と同時に、最多勝利騎手、最高勝率騎手、最多賞金獲得騎手というJRA賞の3部門でも1位に輝き、史上4人目の「騎手大賞」も確定しました。

この連載は2021年4月にスタートしましたが、最初に語った思いも、自身に課した「全国リーディング」への使命でした。デビュー19年目での悲願達成。今回、12月28日の競馬が終わった直後に取材を実施、その胸の内を川田騎手に語っていただきました。

(取材・構成=不破由妃子)

勝負事ゆえ、些細な感情の変化が流れに影響したことも



──全国リーディング制覇、そして史上4人目の騎手大賞獲得、本当におめでとうございます!

川田 ありがとうございます。

──長年追いかけてきた日本一。ついに頂点に立った。まずは率直なお気持ちを聞かせてください。

川田 戸崎さんの結果を受けて確定したときに、JRAの職員さんから「確定しました」と報告を受けたのですが、そのときにまず思ったのは、「疲れたな…」と(苦笑)。表に出すには、あまりいい言葉ではありませんが。

──そんなことはないです。それだけ張り詰めていたということであり、何よりそこにそれだけの思いがあったという証でもあると思います。

川田 この数年ね、リーディングを獲らないといけないと言い続けてきたなかで、獲り切れず、やっと初めて獲れて。この1年ではなく、ここ数年分の心の疲れですね。

──長かったですね。

川田 長かった。とくにこの数年が本当に長かった。

──初リーディングが騎手大賞ですから。本当にすごいことですよ、川田さん。

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング