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【中山金杯予想】中山金杯はホープフルSと同じトラックバイアス

  • 2023年01月03日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はレッドガランが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 昨年末の中山開催の芝は24、25、28日の3日間ともに傾向が安定しなかった。

 この3日間の7R以降に行われたレースで、最初のコーナーを5番手以内で通過した馬の複勝率は24日が33%。25日が0%。28日が25%。

 25日はメインレースの有馬記念で二桁位置取り馬が2、3着。最終レースは道中は最後方付近を追走していた馬が3着までを独占したように、先行馬が壊滅だった。

 これは馬場状態ではなく、風の影響が強い。25日は開催中に北寄りの風が強く吹いたため、先行馬が失速した。28日は風は緩やかで風向きも25日とは逆気味。24日同様、先行馬が走りやすくなった。

 28日のメインレースとして行われたホープフルステークスは最初のコーナーを2番手以内で通過した馬がそのままワンツー。スローペースになった影響もあるものの、差し馬が直線で脚を使うのは難しい状況だった。

 今週からはCコース替わりになるが、昨年夏の芝張り替え以降に中山芝2000mのCコースで行われた重賞である紫苑ステークスも最初のコーナーを3番手以内で通過した馬がワンツー。昨年末の傾向が継続すれば、直線で脚を使うのが難しい状況になることによって先行馬が走りやすくなる。

 先行馬を狙いたい。

 レッドランメルトは中山芝で先行して連勝中。

馬場虎太郎

連勝中のレッドランメルト(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


 今回は昇級戦で重賞挑戦となるが、素質的にはここでも引けは取らない。有利なトラックバイアスで引き続き好走できるだろう。



当コラムの次回更新は1月10日(火)18時予定です。今週末の重賞分に関してましては休載となります。ご了承ください。

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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